飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

ロード購入(予定)のため、 MINOURA(ミノウラ) 「グラビティスタンド2」購入

2016年3月19日

体調最悪状態にも折れずに先日訪れた CYCLEMODE RIDE OSAKA 2016 にてついにと言うかようやくと言うか、クロスバイク購入より約5年目にして自転車ライフの次なるステップとなるロードバイク購入を決意。

 ……で、そのための先行準備として、クロスバイクとロードバイクの2台所有状態に対応すべく、複数の自転車収納に対応する自転車収納スタンドの購入も決意することに。

 うむ、ロード購入を決めたら途端に物欲全開状態。まぁ予想通りだ(笑)

 購入したのは自転車スタンドでは超有名なブランド、ミノウラの壁立て掛け式収納・展示スタンド「グラビティスタンド2」。
 これは今回のロード購入以前から気になっておりずっと下調べしていたものなので、購入決定とほぼ同時に Amazon でポチってた。うむ、安定の物欲(笑)

グラビティスタンド2、開封の儀

 グラビティスタンド2 は全長 2,140mm なのでかなり大きい荷物なのではと準備してたが、支柱は分割式のため梱包は思った以上にコンパクトにまとまっていた。

 でも総重量は 5.5kg 。コンパクトにまとめられても重量感はしっかりあるので、取り扱いは少し慎重にしないと怪我の元になるかも。

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 内容物。メインとなる支柱とクレードル部分が全体重量の大半を占め、残りはボルトやナット、補強金具などの小物類が小箱にまとめられていた。
 支柱は直径 38.1mm あり肉厚も十分。クレードル部分も耐荷重が1つあたり 25kg と十分剛性のある構造となっており、補強金具類の用意もあるので強度不足を感じる部分は全くない。

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 説明書類。構造自体はシンプルなので説明書が無くても組み立てに問題はない……と思いきや、補強金具の挿入など見えない場所での細かい作業などもあったりするので、説明書はしっかり読んでおいた方が吉。

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 設置予定場所は、現在 TREK 7.5FX が置いてある場所。

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 壁に掛けてある余計なものは外しておき……

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 TREK 7.5FX も一時廊下の方に移動しておいて、いざ作業開始。これで作業が終了するまで部屋にも戻れなければ、お手洗いにも行けない状態に(笑)

組み立て作業自体は簡単だが、若干のコツが必要な場面も

 グラビティスタンド2 の組み立て作業は説明書通りに進めれば、1人でも30 ~ 60分程度で終了する程度には簡単で単純な作業となる。

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 よって途中の作業工程の写真は撮るヒマもなくあっという間に組み立て・設置完了。流れとしては、

  1. 脚部分の組み立て(補強ブラケットの挿入)
  2. 下支柱に補強金具を挿入し、脚をボルトで固定
  3. 上支柱に補強金具を挿入し、下支柱とボルトで接続
  4. クレードル部分を組み立て
  5. 設置して終了

 上記のようになり、一番手間が掛かったのは下支柱と脚部分の接続箇所に補強金具を挿入し、その位置がずれないように注意しつつ下支柱と脚部分を接続するところ。
 補強金具がずれないように支柱と脚をボルトで接続するのは思っていた以上に面倒で、この作業だけで全体の半分ぐらいの時間がかかってしまった……

 正直この部分さえ乗り切れば他の作業は極めて簡単なため、この作業だけは2人でやるなどした方が効率が良かったかもしれない。

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 あと注意したいのは、このクレードルの固定ボルト。このボルトは長いもの(M6×20)と短いもの(M6×14)の2種類があり、長い方が上側、短い方が下側となるが、長い方の M6×20 ボルトは平ワッシャ、スプリングワッシャがそれぞれ別部品として用意されており、設置時にそれを順番にボルトに挿入してから締め込む必要がある。

 ……で、問題なのはボルトにこの平ワッシャとスプリングワッシャを挿入する順序。実はコレ説明書には記載が無いため、DIY に慣れてない人には少し分かり辛い。

 基本的にこの手のワッシャの組み合わせとして正しい順番は、まずボルトにスプリングワッシャを入れてから最後に平ワッシャを入れる、つまり締め込む部材側に平ワッシャが当たるようにするのが正解。
 DIY が好きな人ならそんな説明なんて無くても問題ないが、慣れてない人は正しい締め込み強度を保つためにも順番を間違えないように。

 まぁ分からなければ、短い方の M6×14 ボルトにはすでにスプリングワッシャと平ワッシャが組み込まれた状態になっているはずなので、それを見れば一発だけど(笑)

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 クレードルと支柱を接続するフレーム受け支持枠にはストッパーが付属しており、不意に支持枠が支柱から脱落することを防ぐなど、細かな配慮も行き届いている。

ミノウラ グラビティスタンド2 総評

 固定する必要のない、壁にもたれさせるだけの簡単設置がウリの壁掛け型スタンド。メーカー説明では少々の地震程度なら問題ないと謳い、実際の使用レビューでも震度6程度にも耐えたという話だが、果たして壁掛けだけでどれだけの安定性を発揮できるのか少々不安だったが……

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 実際に自転車を設置してみると、自転車自体の重量がしっかり真下に加重されてかなりの安定性を発揮。故意に揺らしたりしない限り、現状の1台のみ設置状態でもグラつく気配はない。
 もちろん設置場所が水平でなかったり、また壁にもたれさせる角度が誤っていたりすれば転倒の可能性はあるわけだが、その点を気をつけていれば安定性については全く問題する必要はなさそうだ。

 ただ、実際に設置してみて感じた部分として、

  • 設置場所(床・壁)の強度や安定性を事前に確認しておく
  • 天井までの高さが十分にあるか(220cm 以上ないと真っ直ぐに設置できない)
  • 万が一倒れた際の被害を考えて、周囲の設置物を避けるなどしておく
  • 自転車を1台しか設置しない場合、重心を低くするため下側に設置するようにする
  • 自転車を2台設置する場合は、重い方を下に、軽い方を上に設置する

 などが注意点として挙げられる。特に設置場所の安定性は重要なので、事前に床の状態や壁の強度はしっかり確認しておいた方がいいかと。
 また付属品にストラップ(結束バンドのデカいやつ)があるので、できれば支柱をストラップで壁としっかり固定・設置するようにすれば、万が一の際の転倒の可能性を軽減できる。

 まぁ壁との固定は、最終的な設置位置をしっかりと確定してからになるけど……

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 実際に自転車を設置してみる。クレードルの固定金具を甘めに固定しておけば自転車を乗せることで自動的に適度な傾斜になってくれるので、最適なクレードル角度が決まってからしっかり固定すると位置決めが楽になる。

 最適なクレードル角度の目安としては、設置する自転車のトップチューブの角度と同じぐらい。またトップチューブを乗せるフックの角度もある程度自由になるので、可能な限りケーブル類と干渉しない部分に合わせるように、じっくりと位置決めをしていく。

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 本当ならハンドルは真っ直ぐにした方が見栄えが良いが、見ての通り設置場所が狭くて下駄箱とリアホイールが干渉してしまうため、現時点ではやむを得ずハンドルは切った状態で設置することに。
 もし可能なら下駄箱の位置をずらすが、もしくはグラビティスタンドの設置場所自体を変えるか……これについては実際にロードバイクを購入・設置してから考えることに。

 壁や天井に無駄な傷を増やすことなく設置可能、固定しないため移動も容易、2台の自転車を1台分のスペースに設置できる収納能力、そして「壁にもたれさせる」というシンプルな設置方法でありながら中規模レベルの地震にさえ耐えうる安定性と非の打ち所のない性能を持つ「ミノウラ グラビティスタンド2」、もし自転車用収納スタンドに迷っているようなら非常にお薦めできる一品なのは間違いないかと。

 何より壁との固定が一切何も関わらず発揮する超バランスの安定性は使用してみなければ実感できない……実際使用してみるまで自分自身半信半疑だったし(笑)

 ただ何事にも例外はあるので過信は禁物。最終的な設置場所を決めたら、やはりストラップやら自作の金具などで壁としっかり固定した方がより安心感は増すので、壁などにネジ止めしたりできるならその方がいいかと。

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