飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

レーススタンド RS-1800 で自転車メンテナンスを試してみた

2018年8月22日

 先日購入したミノウラのレーススタンド RS-1800、購入当日は時間的都合で実際に使用することはできなかったが、ようやく時間が取れたので実際に自転車のメンテナンスを試して見ることに。

まずはロードバイク KUOTA KRYON から

 記念すべき RS-1800 での最初のメンテは、ロードバイク KUOTA KRYON で行うことに。

 RS-1800 はフロント固定とリア固定どちらも選択可能だが、基本的にお薦めするのはフロント固定。理由は後述。

 リアは RS-1800 と同時購入した CR-100 チェーンローラーを装着。

 では清掃前に各部位のチェックから。自転車メンテ自体は RS-1800 を使わずとも隅々まで十分に満足するレベルで清掃可能だが、RS-1800 を使用することでマシンをアイレベルに固定することができるのが最大の利点となる。

 本来ならなかなか見えにくいキャリパーブレーキ裏なども、アイレベルにあれば容易にチェック可能。というかえらく汚れてるな……ここ最近乗ってなかったのに……

 普段は最下部となるため最も視認しにくく、身体を屈める必要があるため作業も面倒な BB 部分のチェックや作業も、RS-1800 に搭載すれば一気に楽になる。
 しかしながら残念な点として、BB を載せる部分とダウンチューブを固定するために付属していたベルクロは、肝心の BB フレームとクランクのクリアランスに余裕がなさ過ぎて結局使えないことが判明。

 ここら辺はフレームの形状や種類にもよるのだろうが、もう少し改良を考えて欲しい点ではある。

 各部位の清掃が終わったら、早速清掃メンテ開始。清掃の基本は最も汚れている箇所からということで、まずはディグリーザーで駆動系を中心とした各部位の汚れを落としていく。

 ちなみに使用するのは毎度お馴染みエーゼットのパワーゾル。

 これまではサッと簡単にしか清掃していなかったブレーキ部分も、この際キッチリと汚れを落としていく。

 リアディレイラー内部にも思いっきりディグリーザーをふきかけて汚れを落とす。アイレベルにあるとしっかり内部まで視認できるので本当に作業しやすい。

 フロントディレイラーも洗いやすく見えてその実洗いにくい箇所のひとつ。隅々まで見渡し、ディグリーザーで汚れを狙い撃ちしていく。

 ディグリーザーで厄介な油汚れを大まかに落としたら、今度は中性洗剤とスポンジを用意。使用するのは昨年に購入したエーゼットの自動車メンテナンス用のカーシャンプーとスポンジ。

 自動車用だが、自転車用としても十分に使用可能。

 シャンプーの泡の部分のみをスポンジで取り、その泡で車体を上から下へと満遍なく綺麗にしていく。

 ブレーキやディレイラーなどはまずディグリーザーとブラシで細かい部分や隙間などの汚れを落とし、その後スポンジに取ったシャンプーの泡を流し込むようにして洗う。

 クランクはかなり手こずる部分で、何度も変速してチェーン位置を変えながら全てのギアにしっかりとディグリーザー及びシャンプーの泡が行き渡るようにする。

 フレーム全体も同様にシャンプーしたら、あとは水でしっかりとシャンプーを洗い流す。ちなみに水はホースから直接シャワーなどでかけるのではなく、一度バケツに水を張りそれを綺麗なスポンジに吸い込ませ、そのスポンジを絞るように水を掛けるようにすると、水の節約のみならず余計な水圧でフレーム内部にまで水分が浸透するのを防ぐことができるのでお薦め。

 全体に付着した泡をしっかり洗い流したら水分を拭き取り、仕上げに毎度恒例のエーゼットのガラスコーティング剤「アクアシャインコート」でコーティング作業。

 ちなみにアクアシャインコートには自転車用・自動車用・バイク用の 3 種類があり、それぞれ塗装面積に応じて有効成分の配合比率を変えているとのこと。自動車用は広範囲に塗布してもムラになりにくくなっているとか。
 アクアシャインコートは自転車用と自動車用の両方を持っているが、今回は特に奇を衒うこともなくいつも通りに自転車用を使用。

 ただ自動車用の方が効果が高いという話もあるので、そのうち比較検証してみようかとも思う。

 全体のコーティング完了。ホイールは一応スプロケットの洗浄だけ行ったが、細かい部分は未メンテのまま。よく見ると結構汚れているので、そのうちホイールもしっかりメンテしないと……

 最後に仕上げとして各箇所に注油。使用するケミカルはチェーンにはワコーズのチェーンルブ、ディレイラーやブレーキなどの可動部にはチタンスプレーを使用。

 メンテ中にふとタイヤを確認すると、寿命を示すインジケーターがほぼ擦り切れた状態になっていた。

 前輪はさらに酷く、もうほぼ穴がない状態。正確には途中で前後のタイヤを入れ替えたので、それを考えるとやはり後輪の方がタイヤの磨り減りが早いと考えることができる。

 使用している Continental Grand Prix 4000SⅡは公称耐久距離 4,859km とのことだが、現時点までの総走行距離は約 2,900km なので、少々寿命が短か過ぎるように思える。
 この状態でもあと 400 ~ 500km は走行できるかもだが、それでも公称耐久距離より 1,000km ほど少ない計算に。これは個体差なのか、乗り方の問題なのか、あるいは走行場所による影響か……

 どちらにせよまだしばらくは乗れるだろうが、そのうちタイヤ交換は視野に入れる必要がある。次に装着するタイヤはどれにするか、今から検討しておくか……

クロスバイク TREK 7.5FX を数年ぶりにメンテする

 KUOTA KRYON のメンテを RS-1800 でしてみたら想像以上に快適だったので、調子に乗ってクロスバイクの TREK 7.5FX を引っ張りだし、数年ぶりにメンテしてみることに。

 TREK 7.5FX を RS-1800 に搭載。固定は KUOTA KRYON 同様にフロント固定。

 フロント固定に拘った理由は実はこれで、もしリア固定する場合、ロードバイクとクロスバイクとではエンド幅が異なるため、いちいちエンド幅を適切に調節する必要が出てくる。
 調節と言ってもスペーサーを動かすだけなのでさして手間ではないが、その点フロントの幅はロードもクロスも同様なので、特に意識せずとも同じ感覚で扱える気軽さがある。

 またリア固定の場合、構造が複雑で清掃しにくいリアディレイラーをいじりにくくなってしまうため、メンテ性の観点からも RS-1800 は基本フロント固定で、リアは別途購入した CR-100 チェーンローラーを使用した方が総合的に利便性が良いと思い、このスタイルで運用している。

 TREK 7.5FX のメンテ自体は数年ぶりだが、その使い勝手の良さから今でも結構な頻度で乗っていたりする。よってその汚れは KUOTA KRYON の比ではないレベルに……

 その弊害が如実に現れていたのが、フロントホイールのクイック部分。オイルの固着か汚れの蓄積か、どんなに力を入れても一向にレバーが動く気配がない……
 最終的には多少の傷を覚悟の上で金属の棒をテコ代わりにして強引にクイックレバーを開いたが、こんなになるまで放置してるってどうよ……

 RS-1800 に搭載してからではメンテできない唯一の盲点となる BB 裏側を先に確認、メンテしておく。予想通りとんでもない汚れ方をしてる……

 ただ、そんな BB やクランク周辺のあり得ないレベルの汚れにしてはチェーンは割と綺麗に保たれていた。注油自体は定期的に行っていたから、それが簡易的な清掃にもなっていた模様。

 RS-1800 に搭載する前に、邪魔になりそうなセンタースタンドを取り外しておく。センタースタンドを付けたままでも搭載できそうではあったが、良い機会なのでこれも外して別途清掃することに。

 センタースタンドを外してみると、案の定汚れの宝庫に。

 それではフロントを固定して、TREK 7.5FX を RS-1800 に搭載。

 TREK 7.5FX、お前もか。

 KUOTA KRYON も TREK 7.5FX も、その悉くが BB とクランクのクリアランスが狭すぎてボトムチューブ固定用のベルクロが取り回せないと発覚。ホントこの点だけは改善して欲しい……

 各部位チェック。ちょっと汚れが酷過ぎる……

 リアディレイラーも窪みなどに酷く汚れが溜まっている。試しにディグリーザーを少し吹きかけると、

 ヒイィィィィ……

 フロントディレイラーやクランクの裏側も、汚れが溜まりに溜まりまくっている。これは KUOTA KRYON よりも遙かに苦労しそうな予感……

 泣きそうになりながらも、何とか清掃メンテ完了。手順としてはまずディレイラーでの油汚れの除去、シャンプーでフレーム全体の清掃、水での洗い流し、ガラスコーティング、そして締めに各箇所への注油と KUOTA KRYON 同様だが、クランクやディレイラーなどにかけた手間と時間は倍以上になった。

 よく考えたら TREK 7.5FX のフロントはトリプルなんで、そりゃあ清掃にも手間が掛かるはずだ……

 TREK 7.5FX は残念ながら使用頻度はそこそこにも関わらず放置していた期間が長かったため、完全に汚れを落としきるのは一回の清掃だけでは無理だった。そのうち解体できる部分は解体して、細かい部分までしっかり手を入れる必要がありそうだと判明。

 さて、それは一体いつになることやら……

DAHON Ciao D5、購入後初のメンテに挑戦

 最後は RS-1800 を使用したメンテではなく、購入後一度たりともメンテしていない……どころか搭乗回数がたったの一回のみとなってしまっていた折り畳み自転車、ダホンの Ciao の初メンテを行うことに。

 元々は母親が自分用の自転車として購入した、ダホンの Ciao D5 2011 年モデル。Ciao はかつてオランダの BIKE OF THE YEAR を受賞したこともある名マシンシリーズで、女性向けの低床フレームを採用し、ロングスカートでも問題なく乗り降りできるように設計されているのが特徴。

 ……が、購入直後に母親が健康診断でバリウムアレルギーを起こし、それに起因する心筋症を発症。結果自転車に乗れなくなってしまい、以後ずっとお蔵入りしてしまっていたという悲しい経緯がある自転車である。

 折り畳み自転車としては 12kg 超と少しばかり重量級で運搬性が悪いが、反面低速度走行時の安定性がかなり優れており、その昔母親が職場で倒れた際に一度だけこれを使用して現場まで向かったことがあったが、その乗り心地はなかなか侮れないものだった。さすがは折り畳み自転車の雄・ダホンの名機。

 ただ悲しいかな、そんな名機もずっと放置していればこの有様。総走行距離 10km にも満たないのにこの汚れ具合は逆にもの凄い……

 タイヤには埃どころか蜘蛛の巣が張り付いている始末。その上タイヤは既に空気が抜けているのはいいとして、何度空気を入れても入れた先からどんどん抜けてしまう状態に。恐らくはチューブ、あるいは虫ゴムが劣化している様子。

 後輪も同様。空気が抜ける音はバルブ付近から聞こえるので恐らくは虫ゴムの劣化だとは思うが、もし万が一チューブが原因だったら泣ける……ほぼ乗っていないのにパンクって一体……

 タイヤの件は後で考えるとして、まずは汚れきったフレームを綺麗にする。することはシャンプーと水洗い、そして注油。使用回数はほぼ無いも同然で油汚れは見られないので、ディグリーザーでの清掃はチェーン以外必要無しと判断した。

 放置していたとはいえ室内での保管だったため、汚れ自体は妙なものでも頑固なものでもなく、シャンプーと水だけで簡単に洗い流すことができたのは不幸中の幸い。

 本当ならチェーンカバーを外してから作業した方が良かったが、今回はカバーを付けたままで作業した。ちなみに 2018 年度版の Ciao はチェーンカバー無しの外装 7 段変速になっていた(所有する 2011 年モデルは内装5段)。

 しかし今後、この折り畳み自転車は一体どうしようか悩む……普段の通勤用としてはシティサイクルがあるし、週末はロードとクロスの 2 台体制なので、使い途がないというか何というか……

 正直ヤフオクなどで売ろうとも考えたが、どうも母親は乗らない割りには売るのには反対な模様。まぁ購入したのは母親なので母親の意向には沿うつもりだが、ホントどうしようかコレ……

レーススタンド RS-1800 使い勝手は想像以上。ワンランク上のメンテナンスが可能に

 今回のメンテは主にミノウラのレーススタンド RS-1800 の使い心地を確認する意味合いが強いものだったが、その感想はまさに想像以上のもので大満足だった。

 自転車のメンテ自体は簡易スタンドさえあれば、極論すれば簡易スタンドすらなくとも自転車を倒立させれば何とでもなるが、やはり利便性の面や身体への負担を考えた場合、自転車を自分のアイレベルに来るように調節できるメンテナンス用のスタンドの導入は、考えていたよりも遙かに大きな恩恵をもたらしてくれた。

 特に私のように腰に強烈極まりないダメージを負っている人間には福音と言ってもいいぐらいだ(笑)

 価格としては安くても 17,000 円前後と決して安価ではないが、導入すれば価格以上の価値は確かに得られるので、より綿密かつ高精度なメンテナンスを目指すのなら是非導入をお薦めしたい。

 ただ RS-1800 も完全無欠の万能スタンドというわけでなく、いくつかの欠点も存在する。実際に使用して分かったことと、ネット上で良く言われている欠点を簡単にまとめてみると、

  • ダウンチューブ固定用のベルクロは、機種にもよるが使えない場合が多い
  • コンパクトに折り畳めるとは言えそれなりの大きさがあるので、保管場所に気を遣う
  • フレームによりクイックレバーで固定できないものがある(特にイタリアンフレームに多い模様)

 などが挙げられる。フレームにより使用の制限があるはも問題だが、これは世の全てのフレームに対応するのは物理的にも難しい面があるため、ある程度は止む無しと言える面があるかもしれない。メーカーが把握している範囲だけでも情報公開してもらえたら有り難いが……ちなみにイタリアンフレームでこの問題が起きやすいとのことだが、KUOTA KRYON に関しては問題なく使用・固定できた。

 しかしながら、ダウンチューブを固定して BB の脱落を防ぐためのベルクロが使用できない場合が多いというのは、結構っ由々しき問題だと思う。
 これもフレームによる部分が多いかもだが、いくら何でもクリアランスが足りな過ぎる上に、ベルクロ自体の長さも短か過ぎるように思う。

 フロントあるいはリアを固定したままフレームがスタンドより脱落した場合、フロントフォークやシートステーなどに及ぶダメージは計り知れないので、本当にこの部分だけは何とか改善して欲しい。

 クロモリなどならともかく、カーボンの場合は一発でフレームがお亡くなりになる可能性大なので……

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