飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

通勤用TREK 7.5FXの消耗パーツ類、思ったよりも早く交換することに

2019年12月1日

 言いたいことの全てがタイトルに集約されてる……そう、自転車通勤に使用しているクロスバイクのTREK 7.5FXの消耗パーツ類、つまりタイヤ、チェーン類などを交換した。

 当初想定したよりもずっと早く。

 具体的な数字で表すと、当初の想定ではタイヤもチェーンも走行距離4,000km~5,000km程度での交換だったはずが、まさかの3,400km程度での交換となった。
 さすがに5,000km台は難しいにしても4,000km台はいけると思っていたところ、まさかの3,000km台……月換算で約8ヶ月。こうなると当初の運用コストを見直さねばならないことに……

 しかしながらタイヤやチェーンを消耗劣化したまま使い続けると、パンクなどのトラブルで遅刻どころか行き着く先は交通事故による最悪の結果なので、いくら愚痴ったところで交換するしかないんだが……

約3,500kmを走破して限界まで消耗したパーツ類の確認

 まずはタイヤの劣化具合から見てみることに。タイヤは常に目が届くところにあり、かつ劣化具合が容易に視認可能なパーツなので、その劣化具合は体感する前に目視で分かる。

 もはや接地面が完全に死んでる状態。スリットは無くなるまで磨り減り、グリップ力皆無……とまではいかずとも、かなり弱くなっている。

 まぁ雨の日も結構強行軍で走ってたから、ゴムの劣化が早いのもやむ無しか……

 日々ハンドルから見ているタイヤの図。接地面が見事に丸まっている。

 サイド部分も劣化が激しく、至る所にひび割れなどが目立つ。

 タイヤ交換のついでにチューブとリムテープも確認。チューブは状態に関わらず、タイヤ交換と一緒に交換するのが吉なので交換対象。
 リムテープはさすがは頑丈で有名なシマノのリムテープなだけはあり、まだあともう1年は持ってくれそうな感じ……だが、そう高価なものではないので一緒に交換する。

 このふたつはタイヤを交換する機会でないと、そうそう触れたり目視で確認することができないので、安全面を最大限に考慮するならケチらずこうした機会に一気に交換すると精神的に幸せになれる。

 チェーンは撮影し忘れたが、こちらは目視では変化が分からずチェーンチェッカーを使用して確認。結果0.7%どころか1.0%余裕のガン伸び状態だったため、有無を言わさず要交換対象。

 使用していたのはKMCのX9ゴールドチェーンだったが、耐久力が想像以上になかった……

消耗パーツ類の交換及び洗浄を行っていく

 では劣化した消耗パーツ類の交換作業に。

 まずはリムテープ。シマノのリムテープは頑丈さが最大のウリなだけあって嵌めにくいことこの上なしというのは前回思いっきり味わったので、今回は耐久力はそれほどだが嵌めやすそうなパナレーサーのリムテープ「Poly-Lite」の700C×18をチョイス。
 本当はロードバイクのKUOTA KRYONに使用中のシュワルベのハイプレッシャーリムテープにしようかと思ったが、ちょうど欠品中で入手できなかったので……

 Poly-Liteはハイプレッシャーリムテープ同様かなり柔いタイプのリムテープで、シマノのリムテープとは比較にならないぐらいリムに嵌めやすいが、柔いだけありバルブ穴の部分などを見るとこのように伸びが激しい。
 多分耐久力は1年持てば及第点程度のレベルだろうが、今回のタイヤの交換頻度から換算するに1年未満ごとに交換することを考えるなら十分な耐久力とも言える。

 また、タイヤとリムテープを外したので、この機会にホイールもしっかりと洗浄し、仕上げにエーゼットのアクアシャインコートでスポークの1本1本に至るまで磨き上げておく。

 まぁ通勤に使ってると速攻で泥だらけになるのであまり意味は無い。単なる自己満足でwww

 チェーンを交換するなら忘れてはいけないのがプーリー周りの洗浄。チェーンを外すタイミングでないと隅々まで洗浄するのが難しいパーツの代表格。
 一応プーリーも消耗パーツだが、こちらはまだまだ余裕で持ちそうなので継続して使用。プーリーは樹脂製なのでチェーンよりも耐久力低いと思いがちだが、プーリーの方が全然長持ちするのはどういうことか……

 プーリーのメンテナンスによくある議論のひとつ、それは「プーリーの軸(ベアリング部分)に使用するのはグリスかオイルか」というもの。
 ちなみにシールドベアリング構造のプーリーはグリスもオイルもNG。基本メンテナンスフリーなので対象外。対象となるのはあくまでもブッシュベアリング構造の105グレード以下のプーリー。

 基本的にブッシュベアリング式のプーリーはシール性能皆無、すなわち防塵防滴機能ゼロのため、侵入してきた粉塵をその粘着力で強固に留めてしまうグリスよりも、回転により流れやすく、また後から追加もしやすいオイルの方が向いているというのが大方の意見の模様。

 ……で、実際にまずはプーリー×グリスで試してみたのが、上記の写真となる。見ての通りブッシュベアリング部分のグリスには粉塵や小石がびっしり詰まってフリクション極大値に。
 これでも一応2,500kmほど走行してチェーンを外した際に一度綺麗に洗浄してなおこの状態だから、如何にプーリーにグリスは宜しくないかが分かる。

 よって今回からは、プーリーにはオイルを使用することに。手持ちのオイルはメンテの定番、防錆力最強のワコーズのメンテルーブ、コスパ最高潤滑剤エーゼットのKM-001さらに上位のCKM-001、ナノ技術満載の高級潤滑剤レスポのチタンスプレーなどがあるが、今回はチタンスプレーを塗布することに。

 チタンスプレーはグリスほどではないにせよ粘度が高いため、果たしてプーリー向けかどうかは微妙なところだが、その潤滑性能は折り紙付き。
 100mlという少量なのにお値段2,000円台の高級品のため、ディレイラーの可動部やアウターケーブル内の潤滑など、少量で最大限の効果を発揮できそうな部位にしか使用していない、まぁものは試しに使ってみる。

 駄目なら駄目で、後からディグリーザーで洗浄⇒別のオイルを注油というのが容易なのも、グリスにはできないオイルのメリット。グリスだと綺麗に洗浄するにはどうしても分解が必須なので。

チェーン交換時に発生した予期せぬトラブル

 TREK 7.5FXを通勤仕様にカスタマイズする際に、カラーリングを少しでもスト○イクフリー○ムに近づけようとしてチョイスした、黄金に輝くKMCのX9チェーン

 しかしながらその価格に見合わぬ耐久性の低さが露呈されてしまい、かつ標準装備のミッシングリンクがスプロケットに引っかかり異音の元になっていたという事実から、今回はオーソドックスにシマノのチェーンに換装することに。

 今回選んだのは9速対応CN-HG93(114Link)。9速対応チェーンには安価なCN-HG53があるが、今度こそ4,000km台までは使い倒したい……の一心で、より防錆効果の高いワングレード上のCN-HG93をチョイス。防錆効果向上のため亜鉛ニッケルメッキ処理がされているので、外観の色も綺麗なのがポイント。

 ……ただ、やっぱり外観はX9のゴールド色が最高だったのよね……というかシマノのチェーンも確かKMCのOEMだったよな……?だったら耐久性は変わらないのか、それともシマノ側でひと手間入れて耐久性を向上させているのか。

 まぁどっちでもいいんで、シマノもゴールドチェーン出して下さいお願いします。

 ……で、チェーン取り付け時にまさかのトラブル。コネクティングピン折れた……っ!

 上の写真撮った後、最後のひと押しの直前でペキッっと……

 CN-HG93に付属しているコネクティングピンはひとつのみ。結局ピンを買いに自転車を走らせ、時間を1時間ほどロス。まさかコネクティングピンがこんなに折れやすいとは……それとも力を入れ過ぎたか。

 今後のことも考えてコネクティングピンを多めに購入しておいたので、まぁ今後は何とかなるだろう……

再生の通勤仕様TREK 7.5FX

 まさかのトラブルを経つつ、ようやく再生したTREK 7.5FX通勤仕様Ver。

 とは言ってもタイヤは前回同様パナレーサーのツーキニスト(サイドカラーも同じ赤)なので外観はほぼ変化無し。

 外観上の最大の変化点はやはりチェーンカラーがゴールドからシルバーになったこと。これだけで結構印象が変わる。ついでに耐久性も変わってくれれば嬉しいが……

 またチェーンをミッシングリンクから通常のコネクティングピンにしたことで、ずっと悩まされていたスプロケットと擦れて発生する異音問題は完全に解消。
 異音だけでなくクランクを回す際にもわずかな引っかかる感覚があったので、これらが無くなったことで走行時に感じていた小さなストレスからも解放された。

 またチェーン交換に合わせて、フロントディレイラーを微調整。これまでの自転車通勤でフロントのトリプルギアは基本的に中央のミドルギアしかほぼ使用しないことが確定しているので、このミドルギア1枚でリアスプロケットの大半をカバーできるように調整した。

 結果としてフロントをインナーあるいはアウターに入れるとバランス崩壊しているのでチェーンとの摩擦が激しいが、そもそも入れることがまずないので問題なし。
 通勤用途では基本的にフロントはミドルで固定、リアはローから3~4枚程度しか使用しないので、その部分さえ快適に使用できれば良いので。

 リアディレイラー&スプロケットは特に調整も何もせず。異音の原因だったミッシングリンクから解放された今、リア周りの懸念材料は何もなくなったので。

 新品のパナレーサーのツーキニストを装備。前回同様700×28Cで、サイドカラーも赤。ただやはり新品のタイヤは輝きが違う。

 何より接地面の美しさが次元違い。

 こうして新品のタイヤと寿命寸前のタイヤを見比べると、如何に摩耗していたのかが良く分かる。

 一番変化したのはハンドル回り。タイヤは同じ種類だし、チェーンは色が変わった程度なので交換後もさして変わり映えも見栄えもしないが、ハンドル周りはロードバイクから移植したレックマウントとその周囲のギア類が非常に目立つ。

 今回はタイヤやチェーンなどの消耗パーツ類の交換がメインだったが、できればそのうちクランク周りも交換したいと画策中。具体的にはフロントをシングルギア仕様にしたい。

 これまでの自転車通勤でフロントはミドルしか使用していないのが判明したわけだし、ならばフロントをシングル化することで無駄なチェーントラブルからは解放されるし、軽量化にも繋がるなど良いことづくめ……と思いきや、フロントのシングル化は結構手間とコストが掛かると知ったため、実行はまだまだ先になりそうだが……

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