飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

Continental Grand Prix 4000SⅡ 25c + Panaracer R’AIR 使用感レビュー

2016年7月9日

 KUOTA KRYON のタイヤとチューブを純正のものから、超定番とされる組み合わせ Continental Grand Prix 4000SⅡ 25cPanaracer R’AIR の黄金タッグに換装して約1ヶ月。取りあえず 100km ほどだが走り込んでみたので、その使用感を簡単にレビューしてみようかと。

 ちなみに KUOTA KRYON 購入時に装着されていた純正のものは、

 タイヤはまぁ Vittoria の ZAFFIRO なので良タイやではないが決して悪タイヤでもない、良くも悪くもエントリーグレードのものだが、チューブの方は全然分からんのが付いてた……
 チューブに記載があった KENDA というブランドは確かにネット上では引っかかるが、サイクリングショップの実店舗じゃお目に掛かったことがない謎ブランド。ちなみに MADE IN TAIWAN。

 正直チューブとして良いかどうか情報が全く無いに等しいので評価不能だが、少なくとも完成車付属品ということはそれなりの安価なチューブだろうと判断する(笑)

まずは旧タイヤ&チューブの取り外しとチェックから

 今回は実は新品のタイヤとチューブ以外にもタイヤの着脱のために用意したアイテムがあるので、タイヤの取り外しから紹介していくことに。

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 まずはホイールをフレームから取り外してから作業開始。

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 クロスバイクで散々やってきたタイヤとチューブの取り外しなので作業は苦も無くあっさり終了……とは行かず、ロードのホイールからタイヤを外すのがこんなにキツいとは思わなんだ……
 クロスバイクの時はタイヤレバーをひとつずつ掛けてクイッとすればあっさり外れたタイヤが、タイヤレバーふたつ同時に掛けて押し倒すように強引にしなければ外れないとか、相当な力仕事に出だしからいきなり時間を取られる始末。

 でもまぁ何とか外れたので、気を取り直して次へ。

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 ちなみに取り外したチューブ。KENDA というブランドだが、まるで聞いたことない…… チューブとしての良し悪しは不明だしまだ使用して間もないのでこのままお蔵入りなのは少し勿体ない気もするが、少なくともこれから交換する Panaracer R’AIR よりかは確実に劣っているはずなので、ここは遠慮無く取り外すことに(笑)

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 とは言えこのまま破棄するにはあまりに惜しいので、ラップで包んで万が一の際の予備チューブとして保管することに。
 まぁこれから交換するタイヤは 25c なのに対してこのチューブは 23c までが対応なので、出番は恐らくもうないとは思うけどね……

Continental Grand Prix 4000SⅡ 25c + Panaracer R’AIR へと換装開始

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 ではいよいよ新タイヤ&チューブの Continental Grand Prix 4000SⅡ 25c と Panaracer R’AIR をホイールに取り付け開始。

 今回のタイヤ&チューブ交換では、クロスバイク時代には使用していなかったアイテムを用意してみた。

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 それがこの「ジョンソン&ジョンソン ベビーパウダー」。ベビーパウダー本来の用途としてではなく、これをタイヤパウダーの代わりとして使用してみた。
 この方法は相当メジャーのようで、ネットで調べれば情報はいくらでも出るどころか、ベビーパウダーの評価に何故か自転車関連の感想がずらっと並んでいる始末(笑)

 ちなみにタイヤパウダーとはタイヤ内面及びチューブ表面に塗布することで互いの固着を防止し、またホイールにタイヤやチューブを嵌めやすくする効果があるというもの。
 絶対必要ではないがあると便利な自転車用アイテムひとつだが、タイヤパウダーもベビーパウダーも用途は「塗布した対象を滑りやすくする」という点では全く一緒のため、ベビーパウダーでも代用が可能。

 このベビーパウダーもタイヤパウダーも基本的に主原料は「タルク」という成分で、その他の含有成分に多少の違いがある程度なので使用には何ら問題なし。こんな素晴らしい節約の知恵を後世に残してくれた先人達にはホント感謝に堪えない……

 ただタルクというかこの J & J ベビーパウダー、今年2月に米国の発癌関連裁判で賠償命令下されたってニュース見たけど大丈夫か……まぁ使用しているのはタイヤとチューブなので人体に影響はないと思うけど。

 タイヤパウダー(ここではベビーパウダー)とチューブを適切なサイズの袋に入れてシャカシャカ振れば、手も汚れず簡単にチューブ全体に万遍無く塗布完了。
 またタイヤ内側にも適度にパウダーを振りかけて、布やスポンジ等で全体に綺麗に伸ばしておけばさらに固着防止効果が高まる。

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 準備ができたタイヤとチューブをホイールに装着すれば交換完了。嵌める時も外すとき同様クロスバイクの時よりも結構力が必要だったが、正直外す時よりは楽に行えた。

 ただここでまたひとつ問題が発生。KUOTA KRYON では 25c タイヤを使用する場合は空気はホイールをフレームに装着後に入れないと、タイヤの厚みがキャリパーブレーキと干渉して嵌められなかった。同様に外す際も 25c だと空気を抜いてからでないとホイールが外せない。

 これはもちろんホイール脱着前に行うブレーキのレバー操作等、必要な手順はキチンと踏んだ上でのこと。

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 KUOTA KRYON のフレーム自体はエアロフレームながら 25c に対応しているが、まさか 25c タイヤ使用時は脱着にブレーキとの干渉を気にする必要があるとは想定外……ブレーキ側のクリアランス調整で何とかならないだろうか……

Continental Grand Prix 4000SⅡ 25c + Panaracer R’AIR 各種レビュー

 換装終了後 100km ほど走り込んでみたので、外観なども含めた各種レビューを。

外観はブラック一色で地味。タイヤには進行方向が指示されているので取り付け時には要注意

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 KUOTA KRYON に装着した Continental Grand Prix 4000SⅡ 25c + Panaracer R’AIR。フロント。

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 リア。ブラック一色の外観は一見して地味で前タイヤと代わり映えしないが、逆に言えば妙なカラーやデザインが入っていない分どんなフレームに合う万能デザインとも言える。

 実は当初はカラーバリエーションのある Grand Prix 4000SⅡ の23c を購入しようと考えていたが、何故か実店舗・ネットのどこを探してもカラーはブラックのものしか見当たらず。
 25c には元々ブラックしかなかったが、23c もいつの間にかカラーがブラックのみになったのだろうか……できれば 25c にもカラーバリエーションを増やしてほしいところだったが。

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「GRANDPRIX 4000SⅡ」のロゴとチューブバルブ位置を合わせる。バルブ長は 34mm を選択。34mm はこれまで使用していた 48mm と比較すると想像以上に短くて果たしてポンプヘッドが取り付けられるのかと不安だったが、ヒラメポンプヘッドはこの短さでもしっかりとホールドしてくれた。

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 センターはスリックだが、サイドに独特のトレッドパターン。またタイヤには進行方向(ROTATION)を示す矢印が明記されているので、装着時には間違えないように矢印方向を確認しつつ作業する必要がある。
 この進行方向はトレッドパターンからも判別でき、2種類あるトレッドパターンのうち三角形の尖っているパターンがある方向が前方になる。

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 タイヤには摩耗度計測のためのインジケーターがあり、ここの磨り減り方でタイヤ寿命を判別できる。

 パッケージ表記によれば距離にして 4,859km まで耐久力があるとのこと。もし本当にパッケージで謳うほどの対パンク性能と高耐久力を兼ね備えているなら、これ以上のコストパフォーマンスはない……と言うか実際それが既に証明済みだから人気なんだろうけど。

実測重量は極僅かな誤差はあるもののほぼ公式重量通り

 Continental Grand Prix 4000SⅡ 25c と Panaracer R’AIR の重量を計測。純正タイヤとホイールの重量を計測し忘れたのでいったいどの程度の軽量化が果たせたのかは不明だが……

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 Continental Grand Prix 4000SⅡ 25c 実測重量は 222g。公式重量は 225g なので、わずか 3g というほぼ誤差範囲ながら軽量と言うことに。

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 Panaracer R’AIR 23c~28c 実測重量 79g。こちらの公式重量は 75g なので、+4g 増……tということは、トータルで公式重量より +1g 増という結果に。

 気になる人は気になるだろうが、+1g 程度なら個人的には全く問題なし。その程度の重量増にこだわるならハンドル回りに色々ゴチャゴチャ付けたりしないし(笑)

Grand Prix 4000SⅡ 25c、実際には 25c ~ 28c の中間ぐらい

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 Grand Prix 4000SⅡは実際の表記サイズよりも若干太めというのは有名な話。その真偽を確かめるべく実測してみたところ、サイズは 26 ~ 27mm の間ぐらいと、25c よりも明確に太めだった。

 色々調べてみると、Grand Prix 4000SⅡの 23c でサイズが他のタイヤの 25c 程度。現在使用している Grand Prix 4000SⅡは 25c ではあるが実際には 28c タイヤに迫るサイズになっているので、もしかしたら着脱の際のブレーキとの干渉はこれも一因である可能性が……

 ただ、タイヤ幅実測値がカタログ表記よりも太いということは、それだけ衝撃吸収能力については優れているということなので、悪いことばかりでもない。重量や転がり抵抗その他についてはデメリットかもしれないけど。

衝撃吸収性能の向上は噂に違わず体感で違いが感じられるレベル

 結論から言うと、衝撃吸収性能が桁違いに上昇し、走行が非常に快適になった。

 Continental Grand Prix 4000SⅡ+ Panaracer R’AIR の組み合わせは定番中の定番とされているが、その最大の理由は「グリップ力と対パンク性能が高いが乗り心地が固め」とされる Grand Prix 4000SⅡ と、ブチルとラテックスの中間に位置するソフトでマイルドな乗り心地になる軽量チューブの R’AIR は、「固い乗り心地」という欠点を見事に補うがゆえに定番として評価されている。

 感覚としては、同じ荒れた路面を走行した場合、純正タイヤ+チューブの頃は鋭角な岩山を「ガッガッ」と乗り上げていくような衝撃だったのが、Grand Prix 4000SⅡ 25c + R’AIR だと鋭角な岩山が鈍角になり、衝撃も「ボコッボコッ」という感じになった。
 路面と設置している以上荒れた部分や段差などを超える際の衝撃が消えて無くなるわけではないが、その衝撃の伝わり方は明らかにマイルドに変化している。

 その圧倒的な快適性の向上についてはこちらでも紹介している通り、今のところカスタマイズ満足度ダントツで No.1。多分これには前述の通り、実測では 25c よりも幅広ということも大きく影響しているかと。

ブラックチリコンパウンドによるグリップ力は主に高速巡航時・長距離の下り坂で威力を発揮

 Continental Grand Prix 4000SⅡ の特徴のひとつ、1/10000mm のカーボン粒子を配合することでグリップ性能を向上させたという「ブラックチリコンパウンド」。これは単にグリップ力の向上だけでなく早期摩耗や転がり抵抗の低減にも貢献しているとのこと。

 平地を普通に走行している場合はその恩恵を感じ辛いが、かなりの急加速で速度が出てしまう長い下り坂や高速巡航時でのカーブでは、路面としっかり噛み合っているという強いグリップ感覚が伝わってくる。
 また停車時やメンテナンス時にフロントタイヤを接地したままハンドルをグイッと切ってやると、その強いグリップ力を「キュッ」と感じることができる。

23c と 25c の転がり抵抗の差については未検証……というか違いなんて分からん(笑)

 僅か 2mm 差から生じる転がり抵抗の体感差の検証なんてロード初心者にはなんて酷な要求……ということで未評価(笑)

 多分これから先さらなる長距離を走り込んで、幾つものタイヤに換装し経験を積み上げることで転がり抵抗なるものの違いを意識して評価できるようになるんだろうが、まだそれは遠い未来の話。

 でもいつかは言ってみたい、「このタイヤはアレに比べて転がり抵抗が~」という玄人説明。もうそれだけで魂が満足する(笑)

総評:Continental Grand Prix 4000SⅡ+ Panaracer R’AIR は間違いなくお薦め

 定番中の定番として評価も高い Continental Grand Prix 4000SⅡ+ Panaracer R’AIR 、もし求めるものが徹底した軽量化と速度域ではなく安定性と快適性ならば、間違いなく最高評価の組み合わせのひとつとして紹介できる。
 今回紹介した 25c での組み合わせももちろん、23c で 25c 相当のタイヤ幅という Grand Prix 4000SⅡなら、23c でも他のタイヤと比較すれば優れた快適性を備えていると思われる。

 そんな Grand Prix 4000SⅡ+ R’AIR の唯一の欠点があるとすれば、それはやはりタイヤ×2本・チューブ×2本のフルセットで軽く1万円越えしてしまう価格帯に位置していること。
 もちろん得られる性能と寿命からすれば決してコスパが悪いわけではないのだが、それでもやはり1万円の壁は特にロード初心者には想像以上に厚いかと。

 今回は Grand Prix 4000SⅡ 25c は Wiggle にて、R’AIR 23c ~ 28c は Amazon にて最安値を確認、購入。価格は全部合わせても何とか1万円以内に収めることができた。
 様々なサイクリング用品が非常に安価なことで人気な Wiggle だが、やはり日本製のものは日本国内での購入が一番安価だったのにはある意味納得。

 コストも掛かるし換装の手間もかかるタイヤ&チューブの新調だが、適切なモノを選べばその効果は確かに実感できるため、愛車のカスタマイズの第一歩には色々と最適。
 中でも今回紹介した Grand Prix 4000SⅡ+ R’AIR 、それも 25c サイズでの組み合わせは走行時の快適性向上に非常に大きな効果があるので、コストと手間さえ容認できるなら是非一度試してもらいたい。

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