飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

自転車通勤 開始1 ヶ月で早々に貫通パンクの洗礼を受けた件について

2019年6月30日

 今より去ること約 2 ヶ月前。今の会社に転職して 3 月いっぱいの研修を終え、4 月より晴れて本格的に自転車通勤開始。実際には雨の日とかは電車や自動車で通勤してるので 4 月末までに実質 2 週間程度しか乗っていない計算だが、

 それでもパンクはやってくる。

 いくら空気圧に気を遣っても、いくら走行時に気を配っても、こればかりはある意味運次第。ただ今回のパンクはよくあるスネークバイト(リム噛みパンク)ではなく、これまで一度しか経験したことの無かったタイヤごとブスっと貫通のいわゆる「貫通パンク」だったので、その対応方法の記録も兼ねて紹介しようかと。

貫通パンクへの対応方法は、チューブの修理に加えてタイヤの貫通痕の修復も必要

 今回のパンクは実に運が良く朝の出社時ではなく帰宅時に起こった、しかも帰宅までは何とかギリギリ持ってくれたスローパンク気味の貫通パンクだったので、タイヤもチューブも必要以上に痛めることなく修復作業に掛かることができたのは正に不幸中の幸い。

 これが時間との闘いになる朝の出社時なら、悠長に丁寧な修復なぞしてられないからね……

 チューブを確認。パンク穴がふたつ空いてるので一見スネークバイトと思いきや、実はコレ横並びに空いた穴じゃなくて、何らかの鋭い刺突物が上下に貫いた跡なのよね……

 次はタイヤを確認してみると、スリット部分に何かが貫通した跡が確認できる。ただ刺突物はどこにもなかったため、一体何が貫通したのかは不明のまま。

 チューブの貫通痕を見るに小石などではなく、細長く鋭い釘のような物体のような可能性が大とは思うが……

 チューブ及びタイヤをよく確認したところ、貫通痕は小さく鋭く空いているだけで大きく裂けた形跡などはなかったので、これならチューブもタイヤも新品と交換する必要なく修復作業だけで対応できると判断した。

タイヤの貫通痕は裏はタイヤブート、表からは「セメダイン SUPER X ゴールド」で修復

 タイヤの貫通痕は小さいとはいえこのまま放っておけばここから裂け目が広がる可能性があるし、小石などが入り込みさらなるパンクに繋がる可能性もないとはいえないため、タイヤの表裏両方からキッチリと貫通痕を塞いで修復しておく。

 裏側からは貫通パンク時にお馴染みのパークツールのタイヤブート「TB-2」を使用するとして、表側、すなわち路面に接触する側の貫通痕はどうやって修復しようかと悩んだが、最終的にはセメダインの超多用途・弾性接着剤「セメダイン SUPER X ゴールド」を使用することに。

 修復方法自体は簡単で、貫通痕よりも広い範囲に接着剤を塗布し、貫通痕内部までしっかりと浸透して埋めるように指で薄く塗り拡げていくだけ。

 セメダインの SUPER X ゴールドはゴムなどにも使用可能な多用途タイプで、かつシンナーを含まない無溶剤タイプのため塗布後タイヤの劣化を促進させる心配もなし。
 さらに特筆すべきなのは硬化後はゴムのような弾力を持った状態になり、その弾性が衝撃や振動を吸収するというショックに強い特性を持つ。

 SUPER X にはいくつかの種類があるが、今回選択した「SUPER X ゴールド」は SUPER X シリーズの中でも特に高透明度・速乾性に優れたタイプなので、まさに自転車のタイヤ修復にはうってつけ。

 塗布、硬化後はいくら薄く塗り伸ばしても多少は盛り上がった状態になるが、これは走行していればそのうち削れて消えてしまうので問題なし。というかこの状態で走っても違和感はほぼなかった。

 貫通痕を修復していたら、別の部分のスリットに小石がめり込んでいるのを発見。貫通はしていなかったがこのまま放っておくとそのうち貫通して再度のパンクに繋がるかもしれないので、小石を取り除いて、

 念のためここにも接着剤を塗布し、タイヤ表面の修復はこれで完了。

タイヤ裏側からはタイヤブートでチューブを保護するだけで OK

 今度はタイヤの裏側からの貫通痕修復。

 修復と言ってもやることはタイヤブートを貼るだけ。大きく裂けているわけでもないので、裏側からの対処はこれで十分……のはず。多分。

 しかし何気にタイヤブート使うのって 実はこれが初めてだったり。

 このタイヤブートは相当昔に購入したものだったが、何の問題もなく使用できた。接着力が弱かったのは経年劣化ではなく、タイヤブートを固定するのはあくまでも空気を入れたチューブの圧力であって、タイヤブートの接着力は位置の仮固定に必要なだけなので、しっかりタイヤ裏面に貼り付かなくても問題なし。

今回のパンク修理で品切れとなったパンク修理キット達

 タイヤの修復が終わったら、残るはチューブのパンク修復。しかしチューブのパンク修復はこれまで何度もやっていることなので、特に特筆すべき点は無し。

 パンク箇所をいつも通り特定し、いつも通りやすり掛けし、いつも通りゴム糊を塗布し、いつも通りパッチを貼って、後は待つだけの簡単作業。

 ただ今回の作業でパンク修理キットのゴム糊とパッチ、そして紙やすりの全てを偶然にも同時に使い果たしてしまったので、早めに新しいのを用意しとかないと……

その後 6 月末までにパンクなどのトラブルは一切無く、良好な自転車通勤生活を満喫中

 4 月末に不運にも貫通パンクの洗礼を受けてしまったものの、その後は特に大きなトラブルも無く順調に自転車通勤生活を送ることができている。
 修復したタイヤの状態も良好で、特に違和感を感じることもない。チューブだけは万が一を考えて新品と交換して修復したチューブは緊急用の予備チューブとして持ち歩くこととしたが、空気漏れはなかったのでそのままでも十分使用できてたはず。

 ……ただまぁ自転車通勤が順調・快適というのはあくまでも「天候が良い日」に限ってのことで、この 6 月末から観測史上最も遅く関西にやってきた梅雨の時期は

 自転車通勤にとってはまさに鬼門・世の地獄

 なわけですが。路面が濡れるとスリップの危険性が高まるだけでなく、タイヤ(というかゴム)は強度が弱まり異物に弱くなるわ、雨水弾いてフレームやらチェーンやらがガチ汚れするわ、ブレーキシューがガシガシ削れてリムも仲良く一緒にガシガシ削れるわでホント雨の日ってサイテー……

 ただ、とある知人の自転車乗りに言わせると、「雨天を楽しめるようになって初めてチャリ通初心者を脱却し、次のステージへと到達できる」らしい。

 ごめん俺マゾじゃないんで……

おまけ:今回使用したパンク修復道具達

 安心・安定のセメダインの接着剤。タイヤ(ゴム)への攻撃性が無く、しっかりと接着・硬化するタイプの接着剤ならぶっちゃけどれでも良いと思うが、これは硬化後は弾力を持って衝撃や振動に強くなるというまるで自転車のタイヤのために作られたかのような接着剤だったので、タイヤ修理に関しては多分今後もこれ一択。

 持ってたら万が一の際の安心感抜群のタイヤブート。でも使うことは滅多にない。本来はサイドカットやバーストしたタイヤを帰宅あるいは最寄りのショップまで保たせるための応急処置用のアイテムで、今回のような使い方の方がイレギュラー。

 自転車に乗っている人間にとってはもはや朝飯よりも必需品と言っても良いぐらいの必須アイテム、パンク修理キット。内容は基本的にゴム糊、紙やすり、パッチの3点セット。
 これらのアイテムさえ揃っていればセットで揃えてもバラで揃えても、どのメーカーのものでも問題ない。しかしながらゴム糊だけはマルニのものを揃えておくと吉。というか自転車ショップやホームセンターで売っているゴム糊は大体マルニ製。

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