飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

経年劣化著しかった浴室の水栓金具の交換に挑戦してみた

2017年9月30日

 現在の我が家を中古で購入してから早6年。購入当時からいい加減ボロかった浴室の水栓金具だが最近一層水漏れが酷くなってきたので、新品の水栓金具を購入して自分で取り付けてみることに。

 なお水栓金具交換は一歩間違うと壁内の水道管破損の危険があり、万が一そうなると福沢諭吉が10人単位で消滅する可能性大のため、知識及び自信はもちろん、その万が一を迎える覚悟がない人は手を出さない方が吉かと……

 ちなみに私は覚悟はなかったが目先の対費用効果を優先した(笑) まあ下調べはこの数週間神経質な程やったので、取り合えず大丈夫という自信は付けたけど。

まずは新品の水栓金具購入。選んだのは TOTO の TMGG40E

 浴室用の水栓金具には様々な種類があるが、最近の主流は温度調節が可能なサーモスタット式とのこと。もちろん旧来のタイプもあるが、主流のものが最も需要があり性能も機能も価格もこなれているということなので、サーモスタット式のものから無難そうなのを選ぶことに。

 ……で、選んだのが TOTO の TMGG40E。スパウト長(蛇口の長さ)は標準の 170mm を選択。

 他メーカーや同じ TOTO 内のその他の水栓金具も比較したが、性能と価格、そしてデザインのバランスが最も取れていたのが TMGG40E だと判断。
 購入は楽天市場の中で最安値ではないが、価格は最安値の近くで信頼感がありそうなショップを選択。楽天はトラブル多いからあまり安すぎるショップは警戒する必要があるからね……

 ちなみに TMGG40E をホームセンターなどで購入しようと思うと軽く2万円を越えてくるが、ネットショップなら大体1万3千円から1万5千円内で購入可能なので、自分で交換する自信と覚悟があるなら購入は断然ネットショップがお薦め。

 箱の中身はまずエアインシャワー。これは空気を含んだ大粒のシャワーを出すことで強いシャワー感と高い節水効果を両立しているとか。

 TMGG40E 水栓金具本体。レバーも何もかもがオール金属のボディが非常に美しい……

 今回購入したショップではオマケとしてシールテープをもらえた。シールテープは既に持っていたが、あって困るものではないのでありがたく頂いておく。

旧水栓金具取り外し作業。そして案の定トラブルへ……

 新品の水栓金具が手元に来たので、早速水栓金具交換作業に取りかかることに。だが本当は欲を言うなら、

 このボロい浴室そのものを新品にしたいというのが本音。

 さすがに築40年近くという気合いの入った中古物件の浴室。何から何まで年期が入りまくっていてもう小手先のリフォームじゃ全然どうにもならない。
 ちなみにシャワー用ホースはさすがにボロかったのでこちらは入居時に交換済み。さらに鏡面は最初無かったので自分で設置した。どんだけボロいのここ……

 今回交換対象となる問題の水栓金具。これでも一応 TOTO 製なので、数十年経った今でも一応普通に使えるのが凄い。

 とは言え通水時には所々から水漏れが起こっており、さすがに寿命を感じざるを得ない。

 壁内の水道管と接続している偏心管部分はパテみたいなので固められているので、どうやらこれも剥がす必要がありそう。何か思った以上に大仕事になりそうな予感が……

 道具類用意。これらは全て元から手持ちのもの。ウチは昔から基本家の修理は自分達でしていたので、割と専門的な工具もあったりするのが怖い……祖父は2階建ての家を基礎以外全部自分で造ったらしいし、まぁきっとそういう気室の家系なんだろう……それを孫の代まで引き継がんでほしいが(笑)

 作業の前にシャワーヘッドは外して保管しておく。このシャワーヘッドは「天音」といい、非常に繊細なシャワーが気持ちいい少々お高い別売シャワーヘッドで、これからも愛用するつもりなので。
 とはいえしばらくは今回購入した TMGG40E 付属のエアインシャワーなるものを使うつもりなので、それまでは大切に取っておこうかと。

 では作業開始。まず最初は水回りの作業をするに至って共通となる基本中の基本、止水栓を閉じて水道の流れをカットする作業から。
 構造によっては浴室内に浴室部分専用の止水栓が付いている場合もあるが、築40年のウチにそんな上等な機能はないので元栓を閉じて家全体の水道をカットすることに。

 そのため作業前にはトイレは済ませておき、飲料用、作業用として必要となる水分はあらかじめ保管。

 それではついに旧水栓金具の取り外しにかかる。まずは本体を偏心管から分離するため、本体と偏心管を繋いでいるボルトをモンキーレンチで外していく。

 この部分のボルトは大して固着しておらず、割とすんなりと回った……が、回った瞬間水滴が……?

 !?

 ギャアァァァァァァァァッ!!何じゃコリャアァァァァァァァァ!?

 割と問題なく外れた本体から、割と問題のあるドス黒くへばり付くような粘性のある物体が……!カビ!?カビなのコレ!?

 指で触ればベットリとへばり付いてそう簡単には取れない謎の黒い汚れ……だがどうやらこれはカビではなく、偏心管内にあったゴムパッキンがあまりに長い年月の間に変質してしまったものが流れ出てきたものらしい……

 この汚れはそう簡単には落ちず、普通の手洗い用の石けんなどでは太刀打ちできないため、やむを得ず食器用の洗剤などを駆使して何とか汚れを落とす。この時点で手荒れがひどい……

 いきなり40年間積もりに積もったノーメンテの怨念の洗礼を受けつつも、一応水栓金具本体は特に問題なく外すことに成功。
 お次は偏心管を壁内の水道管から取り外す作業にかかるが、これが 今回の作業内で最も問題となる作業。

 何せ相手は壁内の水道管。もし万が一偏心管を取り外す際に一緒にねじ曲げてブチ折りでもすればその瞬間諭吉先生十数人と泣き別れになりかねない事態に。よって作業には慎重に慎重を期するため、

 自転車メンテで絶賛活躍中の潤滑剤君の面々を召喚。果たしてシールテープでシーリングされている接続部分に浸透するかどうかは疑問だが、やらないよりやった方が良いという自己暗示と共に作業開始。

 まずは偏心管と壁の隙間を塞いでいるパテを剥がし、そこから潤滑剤を適当にアタリをつけて吹き込んで待つこと数分。まずは手でゆっくりとトルクを掛けつつ逆時計回しに回してみる。

 すると右(水側)は少しばかり固着が強く回らなかったが、左(湯側)はゆっくりだが回って取り外すことができた。

 固着の強い右側の偏心管とは長期戦を覚悟。潤滑剤を併用しながらウォーターポンププライヤーをテコ代わりにして、水道管の破損に気を付けつつも可能な限り体重を乗せてトルクをかけ、少しずつ回していく。
 だが実際に作業してみるとこれだけでは全然足りなかったため、さらに用意していたハンマーでプライヤーを叩いて、振動を与えることで本当にほんの少しずつ固着を剥がす作業を1時間程繰り返してようやく取り外すことに成功した。めっちゃ苦労した……

 ……?偏心管を取り外した跡を見てみると、左右で何か違う……?

 取り外した偏心管を見てみる。ヤバい。明らかに何かやらかしてる。

 湯側の偏心管に付いているものが、水側の偏心管には付いていない。いや、正確には、

 水側の偏心管を取り外した跡には、壁内の水道管が見えているのに、

 湯側の偏心管を取り外した跡には何もない。水道管は遙か壁の奥深くに……

 マズい。水道管ねじ切った!?

持ち出しソケット(ザルボ管)を緊急購入。そして修復へ……

 壁内の水道管破損。この単語と共に天に散り逝く諭吉先生達が脳裏に浮かび、猛烈に焦りながらネットで対応策を検索。このままだと経済的に死ねる……

 調べたところ湯側の偏心管と共に外れたのはどうやら「持ち出しソケット」あるいは「ザルボ管」という壁内の水道管から水栓金具までの距離を調節するための金具で、こうした固着した水栓金具を外す際にはよく一緒に取れてしまうことがあるらしい。

 ……で、肝心な修復方法も幸いにも単純明快。外れたザルボ管を綺麗に清掃し、また壁内の水道管にねじ込んであげるだけで OK らしい。マジか……!

 しかしながら一緒に外れたこのザルボ管、何をどうやっても偏心管から外れない。

 もう偏心管自体を粉砕する勢いで挑んでもピクリとも動かない。シールテープもバッチリ施工されており、隙間から潤滑剤が入り込む様子すらない始末。

 やむを得ず近所のコーナンに駆け込み、全く同サイズのザルボ管をゲットすることに成功。今日ほど自転車で5分のところにコーナンがあることに感謝したことはない(笑)

 購入したのは三栄のザルボ管。製品名は「継ぎ足しソケット」だが、用途は一緒なので安心。サイズなどは一応しっかり計測したが、念には念を入れて実物を持っていって完璧に同一サイズのものを購入。ここら辺はキッチリ規格化されているはずなので心配ないはず。

 一緒に購入した 12mm 六角レンチはこのようにザルボ管を壁内の水道管にねじ込むために使用する。自転車整備用に 1.5mm ~ 10mm までの六角レンチは所持していたが、さすがに 12mm はかなり特殊な用途にしか使用しないので持ち合わせがなかった……

 まずは壁内の水道管接続口に残ったシールテープの残骸を、歯ブラシなどを用いて綺麗に清掃しておく。こうしておかないとしっかりと接続できず壁奥で水漏れを起こして後々えらいことに……

 清掃が終わったら六角レンチにザルボ管を差し込んで壁内水道管に向かって差し込……めない。

 全く同規格、同サイズなのに何でやねん……と思いつつよくよく見てみると、肉厚違うじゃん!

 今回新規購入したザルボ管の方が、旧ザルボ管よりもより肉厚で頑丈な造りになっている……さすがに肉厚までは盲点だった。さて、どうするか……はもう決まってる。

 入らぬなら、入れてしまおうホトトギス……とゆーわけで 選択肢は削掘一択。ここまで やらかした 来た以上、もはや後には退けぬのだ……

 マイナスドライバーをノミ代わりにするという本職の方が見たら泡吹きそうな使い方をしつつ、壁内スペースを掘り拡げて何とかザルボ管を納め、上手い具合に水道管に接続することに成功。
 ちなみにザルボ管ネジ部分には付属していたシールテープを 6 ~ 7 回ほど巻いている。本来ならさらに液状シール剤なるものも併用することがあるらしいが、今回はシールテープのみでの施工とした。

 しかし液状シール剤という存在は初めて知ったな……もしかして偏心管と強力に固着していたザルボ管はそれが原因だったのかもしれない。

 水側のザルボ管は古いままだが、下手に外すことで水道管に余計なダメージがいく可能性があるため、締め具合だけ確認してこのまま使用することに。もちろん接続口の清掃だけは完璧に。

 これでようやく予定外だがある意味予想内(?)のトラブルも解決でき、いよいよ新水栓金具を取り付ける準備が整った……ちなみにここまでに掛かった時間は約4時間。もう何か眠いんですけど……

新水栓金具 TOTO TMGG40E 接続完了!そして最後の仕上げへ

 今回の作業の最悪にして最難関であったザルボ管すっぽ抜けトラブルを越え、残るは新水栓金具接続のみ。ちなみに水栓金具接続は説明書に従い取り付けるだけなので、特にトラブルなく非常にスムーズに行うことができた。

 TMGG40E 取り付け完了。うむ、感無量の美しさ。無駄に苦労した分特にね……

 水栓金具取り付けのポイントは3点あり、

  • 水栓金具本体を水平に設置する
  • 湯側と水側の偏心管を間違えないようにする(それぞれ種類がある)
  • 施工後、水漏れが起きてないかどうか注意深く確認する

 特に水漏れ確認は最重要事項で、これを怠ると水道代が無駄に消えるどころか家の基礎が内部から腐り取り返しのつかない事態にすらなりかねない。
 ここら辺プロの職人なら専用の機材と長年の経験で判断できるのだが、素人ができる水漏れの判別方法と言えば、実際に取り付けた箇所からの水漏れ確認か、水道メーターの動きに妙な点がないかどうかの確認ぐらいしか手段がない。

 実際今回は水道メーターに妙な動きになかったものの、偏心管と壁の間から数時間に数滴程度という非常に微細な水漏れが見られたため、実は一度施工をザルボ管ねじ込みからやり直している。
 しかもこの時の水漏れの原因と思われたのがねじ込み不足や位置のズレなどではなく、恐らくはシールテープの巻き過ぎではないかと疑われたため、水漏れを防ぐシールテープの巻き方ひとつとってもやはりそれなりの経験が必要なのだと痛感した。

 再度の取り付け施工後一晩置いて様子を見たが水漏れは確認できず、また夜の間から水道メーターの変化も見られなかったため、最終的に水漏れは無しと判断した。

 だが、もしかしたら水道メーターに影響がないほどの微細な水漏れが、今回取り付けたザルボ管と水道管の間に起きているのではと、正直今も疑うことがあったりする。
 そうなった場合外部からは水漏れが確認できないため、もう本当にどうすることもできない……そこら辺が心配なら、やはり多少の費用が掛かってもプロに頼むのが一番確実だと思う。何せ安心感が段違いなので。

 シャワーもエアインシャワーに新調。こちらは多少施工が失敗してても何度でも気軽に気楽にやり直せる。ただホースのねじれには要注意。このホースお高そうなので……

 水栓金具交換後の浴室図。水栓金具交換しただけで時代が昭和から平成に移行した感じがする(笑)これで残るは浴槽と給湯器だけか……ってもうそれ浴室ほぼ全体だな(笑)

 通水確認。シャワーからもスパウトからも通水良好。スパウトからの水量は15秒で洗面器が一杯になるのが適量(← 公式説明より)。何というアバウト計測。

 特に必要ないけど付属していたのでシールも貼っておく。

 それでは最後の仕上げ、偏心管と壁の隙間を埋めるためのシーリング作業にかかる。

 実はこの作業は本来は不要な作業で、座金さえしっかりと壁に密着させていれば良いとのこと。逆に座金と壁の隙間を完全に塞ぐことで水漏れなどの発覚が遅れたりする弊害の方が大きいため、ここを完全に塞ぐのは避けるのが標準的な施工となる。

 ……が、ウチの場合あまりにも壁の亀裂や隙間が大きく、ここから浸入する水分などが壁内にもたらす悪影響の方が大きいと判断し、今回はあえて座金と壁の隙間を塞ぐことに。

 まずは余計な部分にコーキング剤がかからないようにマスキング作業。

 今回用いたのは皆さんご存じコニシのバスボンドQ。色はホワイト……というか浴室タイル用はホワイトかグレーしかないので基本ホワイト一択。

 施工完了。なにこれ汚い。

 あかん……慣れない作業とはいえこれはちょっと酷い。また後日機会があればやり直そう……

 何はともあれ、取りあえず今は水分の浸入さえ防げればそれで良いということで……

水栓金具の交換はコストパフォーマンスよりも安心感を優先した方が吉?

 一応は無事に終了した水栓金具の交換。だがそれはあくまでも結果論で、実際ザルボ管を引き抜いた時はリアルに心臓の鼓動が浴室に鳴り響くのを聴いたぐらい、水回りを弄る作業は素人にはリスクが大きいものだと再認識できた良い経験になった。

 今回は選定した水栓金具 TMGG40E のネット販売平均価格と実店舗の価格のあまりの価格差(下手したら倍額ぐらい違う)に驚いて自分で交換することを決意したが、もし水栓金具はネットで安く、取り付けだけプロに頼めるツテがあるなら、多少の費用には目を瞑って交換作業を依頼した方がどう考えても精神衛生上よろしいかと。

 今回の作業は土日を使っての作業だったが一応万が一の最悪の事態は想定して、以前リフォームを依頼した地元の工務店が休日もやっていることを確認した上で作業に望んでいるので、もしそうした最悪の事態に対する対策の想定が難しいようなら、やはり素人が手を出すべき作業ではないかもしれない。
 ……とは言えやはり費用の問題は非常に重要なので、コストとリスクどちらに比重を置くかは人それぞれ。私はコスト>リスクだっただけという話。

 こうした作業に素人でも挑めるぐらい敷居が低くなったのは、やはりネットという情報源の恩恵が極めて大きいと改めて感じた1日だった……コストの件も含めてネット万歳(笑)

今回使用した道具類

 新水栓金具として最終候補として選ばれた TOTO のベストセラー水栓金具。価格も手頃で人気もあり、評価も上々という最も無難なチョイス。他にもいくつか候補がありそれらと比較した上での選択となったが、

 最後の最後まで TMGG40E と最終候補の座を争ったのが、同じ TOTO の TMGG40QE。異なる点はハンドル部分が幅広で目視しなくても操作しやすいという点。
 ただやはり最後は機能的にはほぼ変わらないのに、ハンドルの大きさだけでかなりの価格差になるという点が気になり、最終的には TMGG40E を選ぶことになった。

 持ち出しソケット。あるいはザルボ管。三栄の名称はツギタシソケット。いずれも同一のもので、要は壁奥の水道管を壁面の水栓金具偏心管部分まで引き出すための距離調節金具。今回のように水栓金具を外す場合、固着しているとこれが一緒に引っこ抜けることがある。万が一そうなると 超ビビる。

 基本的に規格やサイズが同一でも今回のように肉厚が異なる場合はあるので、選定には要注意。

 何の変哲も無い 12mm 六角レンチ。ザルボ管を回すのに必要だったので一緒に購入。

 当然ながら持っていれば購入する必要は無く、持っていなくても 12mm サイズの六角レンチなんて普段使うことはまぁまずないので、使い捨て感覚で近場のホームセンターで安物を購入した方が良い。

 なお、ザルボ管は常に 12mm レンチが必要な訳ではなく、どのサイズが必要なのかはザルボ管のサイズにもよるので、事前のチェックを忘れぬよう注意すること。10mm 以下のレンチならごく普通に揃うはずので問題は無いが……

 ご自分で浴室タイルの整備をしている主婦の方ならほぼ全員がご存じのバスボンドQ。施工に慣れていないと今回のように醜態を晒す羽目になるが、後からいくらでも剥がしてやり直せるので超素敵。

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コメント

  • その後の感触、補修工事は成功でしたか?
    休日に自分で直しちゃうなんてすごいですねーー!

    2017年10月13日 22:47 | Ikuyo

    • あれから半月程使い続けていますが今のところ使用感は非常に良好で、TMGG40E 自体に不満は全くありません。軽いタッチでカチッと止水できるのは私はもちろん、腱鞘炎気味の母親に特に好評です。
      水漏れに関しても今のところ問題ない……と思いたい(笑)特にそれらしい兆候はないので大丈夫とは思うけど、壁の奥の奥で一滴ずつでも漏っていれば後々えらいことになりそうで怖い……

      水栓金具の交換自体はそんなに難しくないんですが、やはり水道管の破損と施工後の水漏れはかなりの懸念事項なので、正直余裕さえあればキチンとした業者に頼むのが一番だと今も思ってます。
      私の場合全く余裕がないわけではないんですが、そのわずかな余裕を趣味に回して悠々自適に生きたいという非常に退廃的な思考が強いもので DIY にかまけております(笑)まぁこれは私と言うよりも、母方の家系に根付く性格の遺伝みたいなところもあるんですけどね……

      2017年10月14日 11:27 | 伊織

  • 4年も経ってから、すみません。
    まさに今このような作業をやりたくて、辿り着きました。
    とても参考になりました。ありがとうございます。

    これまた大変今更ですが、
    座金の直径が大きいものに交換すれば、
    コーキングも不要だったのですかね?
    持ち出しソケット(ザルボ)と壁の間に隙間があっても良いのかが
    調べても分からなくてずっと検索してます…泣

    2021年10月21日 16:44 | ニモ

    • はじめましてニモさん。
      お返事が遅れまして申し訳ありません。

      私が座金にコーキングをした理由は、新たに用意したザルボ管の直径が既存のザルボ管より大きく、
      設置のためその直径分タイルを割ったのですが、素人工事のため割れが想像以上に広がってしまい、
      それを隠すためかつ、水が隙間から壁内へ侵入するのを防ぐためでした。

      しかし元々のザルボ管と壁(タイル)の間にもある程度の隙間は空いており、ザルボ管の直径と全く
      隙間が無い訳では無かったので、多分私のようにタイルの割れが気にならないようなら、
      座金で隠せる範囲での多少の隙間は十分許容範囲ではないかと思います。
      そもそも座金はあくまでも「目隠し」で、壁との隙間のコーキング代わりになるものではないですしね。

      多分ご自分で工事を考えておられると思いますが、手間は掛かるものの手順さえ事前に知っておけば
      そんなに難しいものではないと思うので、頑張って下さい!

      2021年10月24日 09:44 | 伊織

  • 5年も前の記事ですが、参考になりましたので通りすがりにコメントさせていただきます。
    ネットで調べると「水栓の交換は簡単!」「自分でも出来る!」等の文句で動画を出してるDIY系の方々をよく目にして、私も20年の時を経てガタの来た水栓を自分で交換しようと決意していました。

    が、こちらのブログを拝見してその考えが変わりました。
    難なく交換している動画やブログでは決して出てこなかった「ザルボ管」や隙間のパテのイレギュラーの存在に恐怖しました。
    よくよく見れば我が家の水栓の根本、座金の裏にもひっそりとパテが有ることに気づき、知らないまま作業に入らずに本当良かったなと安堵しております。

    プラモデルや工作のような小さい趣味的な物であればトライアンドエラーで失敗しつつ楽しみ学んでいけますが、家の事となると一つのミスでとんでもないことになりますから。
    やはりプロに任せるのは大事だなと思いました…。

    2022年10月30日 17:22 | 船井

    • 船井さん、はじめまして。
      昔の記事ですが、お役に立てたのなら幸いです。
      記事では作業を一気に進めているように見えますが、実際には試行錯誤どころか恐怖に怯えつつやっていまして、途中で現実逃避のためにその日開封されたばかりの映画観に行って帰ってきてから作業の続きしたりなど、とにかく無茶やってました……

      ちなみに2022年11月現時点までで、取り敢えず目に見える範囲では、特に水漏れなどのトラブルはなく過ごせております。もしかしたら一滴ずつレベルでの水漏れは壁の中で起きているかもですが、まぁ水道メーターに不審な点はないので大丈夫かと。

      何事も経験と言いますが、確かに住宅のこととなれば慎重になるのも良く分かります……が、私の場合節約もありますが、好奇心もかなりあったため、万が一の保険(お世話になっている工務店)も用意した上で挑戦しました。まずはそうした業者と知り合いになることから始めても良いかも知れませんね!

      2022年11月6日 21:52 | 伊織

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