KUOTA KRYON に当初予定の装備類をひと通り装着できたので
KUOTA KRYON 購入から約2ヶ月、購入当初から思案していた諸々の装備類が完全とはいかないまでも一応ひと通り購入&装着完了した。
概ね予定通りのものを装備できたが、中には売り切れ、廃番などの理由で入手できなかったので代替品を使用したり、調査過程でより良いモノが発見できたのでそちらに移行したりなど、色々と試行錯誤を経た末に今のカタチに落ち着くことになった。
各装備類についての使用感レビューなどについては近いうちに個別に行っていくつもりだが、取りあえずは装備類全体をまとめて紹介してみようかと。
ハンドル&ステム周辺の装備類
ハンドルやステムなどコクピット周辺の装備類には一番力を入れた。つまり一番金がかかった(笑) やはりハンドル周りは走行中に最も視界に入る場所なので、快適性にはこだわりたかったので。
サイコン&ライト類は REC-MOUNTS でまとめてスマートかつ利便性の向上を狙う
ハンドルにはロードバイク定番であり、ある意味ほぼ必須とも言えるサイクルコンピューターやライト類をREC-MOUNTS(レックマウント)の Type16 マウントでまとめてみた。
- マウント:REC-MOUNTS アウトフロントバイクマウント Type16 [REC-B016-CAT-CATHL]
- サイクルコンピューター:CATEYE CC-PA500B [PADRONE SMART]
- ライト:CATEYE HL-EL461RC [VOLT400]
- ライト:CATEYE HL-EL140
サイコンは CATEYE のパドローネスマート。本当はパドローネスマートプラスが欲しかったが、スマホ持ってない身としては止むを得ずの選択。
だけど普通の使用には表示もも大きく見やすいし、パドローネスマートはスマホと連携しなくても必要十分の機能は使えるので特に不満はなし。
ライトは CATEYE の VOLT400 と HL-EL140 のダブル使用……というか、HL-EL140 は単に TREK 7.5FX からのお下がり(共用)。
照度だけなら VOLT400 だけで十分だが VOLT400 は充電式のため、万が一の充電切れに備えて単3電池式の HL-EL140 を持っていると安心感が全然違う。
特に奈良には街路灯がなければ家の灯りさえ存在しないほぼ真っ暗な道も多いため、ライト2灯体勢でないと夜の移動は結構キツイものがあるので……まぁそんなに夜中走らないけど(笑)
またハンドルのライト用ブラケット下部には、CATEYE の真鍮製ベル「OH-2400」を装備。ベル装備は道交法で必須のため付けているが、使用頻度は極小。音も真鍮製のため澄んでいて綺麗だが小さく聞こえにくい……だがコンパクトで目立たず、ロード用ベルとしては何の不満もなし。
ステムには事故防止と迷子防止の保険を
ステムには昨年友人との旅行で訪れた四国はしまなみ海道にある大山神社、通称「自転車神社」にて購入したお守り「自転車守る輪」と、mont-bell にて購入した腕時計に装着する「スリップオンリストコンパス」をタイラップで装備。
TREK 7.5FX にはコンパスベルを装備していてかなり重宝していたが、ロードにコンパスベルは対応径の御問題で取り付けられなかったため、mont-bell で見かけたこのコンパスの装備を思いついた。
本当は STEM CAPTAIN のコンパスを考えていたが、STEM CAPTAIN はなかなか入手しづらい上に高価なので止むを得ず断念。STEM CAPTAIN に比べて mont-bell のコレはお値段約 1,000円とかなりリーズナブルで機能面も問題ないので、代替品としては良い選択だったと思っている。
街中走行ではかなり必須の部類に入ると確信してバーエンドミラー追加
ハンドルのエンド部分には街中走行での安全性の向上を考え、バーエンドミラーの中でも特に人気の高い BUSCH & MULLER(ブッシュ&ミューラー)のロード用ミラー「BUSCH & MULLER CYCLESTAR 901/2」を装備。
このミラーはガラス製の上絶妙の鏡面R のため視認性が非常に良好で、しかも小型でロードの外観を損ねることが少ないため高い人気を誇る。
が、同時に小型ゆえに視界範囲が狭く、TREK 7.5FX では Zefal(ゼファール)の「CYCLOP バーエンドミラー 471-001」を使用していた経験のためか、快適と感じるにはまだ少し慣れが必要だと思う。
フレーム周辺
フレーム周辺、つまりシートチューブやダウンチューブ、シートステーやチェーンステー周りには、特に奇を狙わずに定番中の定番の装備類で固めてみた。
ロードバイクの外観を損ねないことを考慮した上で導入したボトルケージとツールケース
シートチューブやダウンチューブへの装備品はロードバイク全体の印象にかなり大きな影響があるので、できるだけ外観を損ねず、またロード全体のイメージと調和するようなデザインのものを選んでみた。
メイン使用となるダウンチューブのボトルケージは、ELITE(エリート)の「CANNIBAL(カンニバル)」を選択。安価(2,000円前後)な割にデザイン、ボトルキープの強さ、ボトルの着脱のしやすさなど、どれもが及第点という良品。
デザインに関しては同じ ELITE のカーボン製ボトルケージ「CANNIBAL CARBON」の方が断然好みだったが、お値段が常軌を逸していたのであえなく断念。例え購入してもあれが破損なんてした日にゃあ立ち直れる自信がない(笑)
シートチューブのボトルケージはサブ扱いということで、様々な大きさのボトルを保持できるように TOPEAK の可変式ボトルケージ「モジュラーケージⅡ」を装備。
モジュラーケージⅡは前モデルよりもワンタッチで可変機構が使えるなどの改善点があるものの、固定力はかなり強めでボトルを着脱しにくくなっている。そのためメインというよりはサブとして予備のボトルキープやツールケース用として使用すると具合が良いかと。
ツールケースはクロスバイク時には未使用で、今回サドルバックの代替品として初導入。使用しているのは「R250 カーボン柄ツールケース(ロングサイズ)」。
導入理由としてはせっかくのエアロシートポストの機能と外観を損ねているサドルバックに代わるツール類の収納のためだったが、さすがに総容量は TOPEAK のエアロウェッジバッグ(L)に劣るため、持ち運ぶツール類は必要最小限に見直しつつ、携帯ポンプの air bone に関してはフレーム固定となった。
50km 前後の近距離サイクリングならこれだけで十分だが、時折駐輪の可能性がある中~長距離となるとこれだけでは少し心許ないので、その時を安全性最優先でサドルバッグと併用すればさらに大容量の荷物を詰め込める。
ブラケットで外付けとなった携帯ポンプも走行時の振動で外れないか心配だったが、今のところその兆候は一切無いので、しばらくはこの構成のままいこうかと。
シートステー&チェーンステーには装備類だけでなく、万が一の傷防止対策も試みる
シートステーにはセーフティライト(リアライト)として、「CATEYE TL-AU630 [RAPID 3 AUTO]」を装備。リアライトはシートポストに装着するとスマートだが、エアロ形状ポスト対応のリアライト選択肢が少なく、またTREK 7.5FX との共用も考えた結果ここに落ち着くことに。
だがリアライトの装備には少し工夫というかちょっとした気を配っており……
シートステーのブラケット取り付け部分に保護シールを貼り付けて、フレームを保護してみた。
チェーンステーのアウターケーブルと擦れている部分も保護。
もちろんサイコンのセンサー取り付け場所にも。
また、万が一のチェーン脱落時にダメージがありそうなシートステーのスプロケット付近にも保護シールを貼り付けてみたが……
気泡が入った上にシールに大きなシワが……このままでも実用上の問題はなく見た目も一見では分かりにくいものの、やはり気分の問題があるのでそのうち貼り直そうかと。
ちなみに今回使用した保護シールは、ロードバイクによく用いられることで有名な「3M Scotch 表面保護用テープ #331」ではなく、「DAYTONA ハイプロテクションシール SUPER」を選択。こちらも 3M 製。
DAYTONA ハイプロテクションシール SUPER は正直コスパは悪いが、台紙付きなので形状加工がしやすいのと、十分な厚みでより高い保護能力があることから、今回はこちらをチョイス。
KUOTA KRYON のチェーンステーには購入時に既に保護シールが貼られていたが、万が一の事故に備えて傷付きそうな各箇所にはこのように保護シールを追加で貼り付けておくのがお薦め。精神的に(笑)
この KUOTA KRYON にはガラスコーティングがされているとはいえ、さすがにチェーン脱落によるフレーム接触のダメージまで防いでくれるとは過信していないので……
ホイール・タイヤ周辺はとにかく快適性を最重要視したセッティングに仕立て上げた
KUOTA KRYON を購入してまずしたかったこと。それがタイヤとチューブの交換。
タイヤは見ての通り純正の Vittoria ZAFFIRO 23c から Continental Grand Prix 4000SⅡ の 25c に換装し、チューブは Panaracer の R’AIR に。言わずもがな、走行時の快適性を最重要視した組み合わせ。
結果、快適性が勘違いする余地無く格段に向上
純正タイヤ&チューブのまま走行していた時に感じていた走行時の振動と突き上げ感が、よくもまぁここまで変わるものだと驚愕するほどマイルドな乗り心地になったのには、本当に一体何が起こったのかと(笑)
実は 25C は TREK 7.5FX ではかなりの年月乗り続けてきた最も慣れ親しんだタイヤサイズだったが、正直ここまでの走行性能の快適性の向上は、TREK 7.5FX 時代には感じられなかった。
これはやはりクロスとロードの違いというか、フレームの剛柔やホイールの特性なども大きく関係しているのだと思うが、それにしてもこの変化はかなりのものだった。
このタイヤとチューブの交換が、今のところ「交換してよかった」と思える最大のカスタマイズになっている。さすがにハンドル&ステム周りに続いて金を掛けているだけはある(笑)
サイコンセンサー用の磁石も、ほんの少し位置がずれるだけで反応しないというストレスをゼロにするべく、より強力なネオジム磁石へと変更。
今回使用したネオジム磁石は、ロード乗りには有名かつ定番の二六製作所の磁石を使用。
スピードセンサー用としてスポークに取り付けているのは、型番:NK075(15×3×3)のネオジム磁石で、自己融着ブチルゴムテープで固定。
NK075 磁石は他のホイール用&万が一の破損時への対応のため3ヶ購入し、ブチルゴムテープも二六製作所で切り売りしていたので一緒に購入。
ケイデンス計測用ネオジム磁石として購入したのは、同じく二六製作所の NE002(Φ12×3(N40))。
ケイデンス用としてはセンサーとの距離、そして磁石自体の磁力なども考慮し、念のため NE002 より分厚く磁力がある NE191(Φ12×5(N39SH))も購入したが、実際使用してみると 5800 系新 105 のクランクには NE002 で誂えたようにピッタリだった。
NE002 の厚みだとクランクに装着してもほとんど違和感なく、また磁力も強いのでクランクへの接着力も十分にあり、センサーとの反応性も多少距離が開こうが何の問題もなし。
ただそのまま磁石をクランクにくっつけておくだけでも走行中に外れる心配はないと思うが、素手でもかなり力を入れれば外すことはできたので、今回は念には念を入れて両面接着用の強力アクリルテープも併用して固定してみた。
これで素手ではもちろん、マイナスドライバーやナイフなどを用いてみても多分外すのはちょっとやそっとでは不可能というレベルの固定強度に仕上がったので、多分自動車に跳ね飛ばされても外れないかと。
……外さなくてはならなくなった時どうするかは、またその時に考えることにする(笑)
長距離サイクリングの際はサドルバッグ類を併用
サドルバッグ類は TREK 7.5FX 時代の TOPEAK エアロウェッジバッグ(L)をそのまま流用して使用することに。ツールケースと併用すればバッグ内にチェーンロックも収納できるのでかなり便利。
トライバッグも同様。これはデジカメや補給食を入れるのに割と重宝する。
長距離走行時の荷物運搬を考えると便利なのは疑いないサドルバッグ類だが、やはりロードバイク、それもエアロフレームのことを考えると使いどころは明確に分かれてしまう。
ただやはりこれからロングライドを考えるとどうしても選択肢には入れたいサドルバッグ、最近は大容量かつデザイン性の高いものも多いので、余裕ができたら新しいバッグの導入も考えてみたい。
まずはひと段落のKUOTA KRYON カスタマイズ。だが気になる点も
取りあえず当初の目的通りの装備類を追加して、無事 Ver.1.2 カスタム仕様となった My KUOTA KRYON。なぜ Ver.1.2 なのかは自分でも分からん(笑)
現状で必要十分の装備は整えられたので、このままでも近距離はもちろんロングライドも一応快適にこなせるだけの状態になっているが、所々細かい部分で不満点があるのも事実。
現時点で最も気になっているのが、REC-MOUNTS Type16 の CATEYE 製ライト用ブラケット部分。
見ての通り、ブラケットのライト接続部分が大きく捻れて外れかかってしまっている。
最初これはブラケットが樹脂製で強度不足のため、VOLT400 の重量を支えきれずに曲がってしまったのかと思ったが、どうやら原因はシフトレバーから伸びるケーブルの圧力によるものと判明。
どうやらケーブルのクリアランスがキチキチのため、その間に差し込むような形で収まっているライトが常に側方からのケーブルの圧力に押されてしまい、それが原因で強度が低い樹脂製ブラケットとの接続が外れかかっている模様。
歪みが大きく、ものの見事にセンターが出ていない。
この問題は放置していると走行中にライトが落下してしまう恐れがあるため、至急解決する必要がある。ちなみに VOLT400 と HL-EL140 の付ける場所を逆にすればこの問題は起きないため、解決策としては、
- REC-MOUNTS Type16 には HL-EL140 を装着して、ハンドル側に VOLT400 を装着する
- 延長アダプターなどを使用して、ライトの装着位置をケーブルの干渉範囲から外す
- REC-MOUNTS Type16 にライトの装着を諦める
前向きな解決策としては1番か2番かだが、元々夜間に走ることは極稀のため、実のところ3番の選択肢も十分アリだったりする(笑)
とは言えロングラインドの場合帰宅が夜になることも十分考えられるので、実際にどうするかはなるべく早い内に決定して解決しておきたいかと。
今のところ急な問題はこれぐらいで、その他については特に急ぎでも必要以上に気になるような問題でもないので、そのうちゆっくりと解決していこうかと。
Specifications & Equipment[スペック&装備]
最後に 2016年6月現在の KUOTA KRYON の最新スペック&装備を紹介。
【Frameset】
- Size
- :S (472)
- Frame Tube
- :Carbon Monocoque
- Front Fork
- :Carbon Monocoque (Exclusive use)
- Seat Post
- :Carbon Monocoque (Exclusive use)
- Headset
- :Top 1-1/8, Bottom 1-1/2
- Bottom Bracket
- :BB386
- Collor
- :White × Red
- Weight
- :1,550g (Frame 1,070g・FrontFork 480g)
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【Components】
- Shifter
- :Shimano105,11-speed,ST-5800-L
- CrankSet
- :Shimano105,50-34Tcompact,170mm,FC-5800-L
- Front Derailleur
- :Shimano105,11-speed,FD-5800-F-L
- Rear Derailleur
- :Shimano105,11-speed,RD-5800-SS-L
- Brake Caliper
- :Shimano105,BR-5800-L
- Cassette Sprocket
- :Shimano105,BR-5800-L:Shimano105,12-25T11-speed,CS-5800
- Saddle
- :Prologo kappaevo
- Stem
- Handlebar
- :Dedazero, 420mm, Bar Cramp 31.7mm
- Wheel
- :Shimano WH-RS010
- Tire
- :Continental Grand Prix 4000SⅡ 25c
- Tube
- :Panaracer R’AIR 700×23c~28c 32mm
- Pedal
- :Shimano ULTEGRA SPD,PD-A600(User Equipped Parts)
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:Dedazero,Column1-1/8(28.6mm),Bar Cramp 31.7mm, 90mm-82° |
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【Equipment】
- Mount
- :REC-MOUNTS Type16 [REC-B016-CAT-CATHL]
- Cycle Computer
- :CATEYE CC-PA500B [PADRONE SMART]
- Front Light
- :CATEYE HL-EL461RC [VOLT400]
- :CATEYE HL-EL140
- Rear Light
- :CATEYE TL-AU630 [RAPID 3 AUTO]
- Bell
- :CATEYE OH-2400
- Bottle Cage
- :ELITE CANNIBAL BLACK glossy
- :TOPEAK Modula CageⅡ
- Bag
- :TOPEAK Aero Wedge Pack L Size(Strap Mount)
- :TOPEAK TriBag
- :R250 Tool Case Carbon(Long Size)
- Other
- :mont-bell Slip-on Wrist Compass
- :BUSCH & MULLER CYCLESTAR Mirror 901/2
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