マクドの「クラブハウスバーガー」2種を食べ比べてみた
期間限定で登場のマクドナルド新メニュー、クラブハウスバーガー。今回はビーフとチキンの2種類が用意されているということで、2日に分けて食べ比べてみた。
クラブハウスバーガーの公式紹介はこちら。
この2種の違いとしては本当にビーフ or チキンのみで、その他の具材等に変化無し。公式の紹介文もビーフとチキンの部分のみ若干変えてあるだけで、後はほぼ同じ文章という(笑)
まずはクラブハウスバーガービーフから
まず1日目に食べたのは、クラブハウスバーガーのビーフから。マクド自体久々だったのでメニューを見てみると、何かプラス60円でセット内容がマックフィズのシチリアレモンとシャカシャカポテトクアトロチーズの「ゴールデンセット」なるものにグレードアップとのことだったので、
さらに金額 +90 円上乗せしてマックフィズシチリアレモンをマックフロートにした上、同じく期間限定のマックフルーリー宇治抹茶&あずきを追加した
超☆高カロリー豚人間専用セットにあえて挑むことに。
ちなみにこの恐怖セットがもたらすカロリー量は、
- クラブハウスバーガー ビーフ:519kcal
- シャカシャカポテト クアトロチーズ:472kcal
- マックフロート シチリアレモン:261kcal
- マックフルーリー 宇治抹茶&あずき:226kcal
総合計 1478kcal
将来デブ貴族目指してる奇人には超おすすめ。でもそれ以外の良識人なら食べちゃ駄目だなコレ(笑)
ネーミングから内容に至るまで実にアメリカン全開なバーガー
そういう意味では確かに成功しているかもしれないクラブハウスバーガー。しかし、
毎度のこととは言え、この 広告と実物のギャップは相変わらず如何なものかと。
外見だけの判断なら 0 点とは言わないが、まぁ良くて 6 点かな……もちろん 100 点満点中な!
ただ、この見た目が「アメリカンの大雑把さを表現してます」と公式で豪語するというなら今回に限り評価してもいい(笑)
中身。バンズやパティ、トマトの厚みからサイズ、盛りつけ、何から何に至るまで広告との差違を徹底したアメリカンな大雑把さ。広告画像とさして変化無かったのは、ベーコンとチーズのみ。
実食。まぁこれも分かっちゃいたけど味も大雑把。でも今回はベーコンとパティのコラボ効果かじゅんわりと肉汁が口内に染みて言うほど悪くはない。
これを脂っこくしつこい味と取るかジューシーで食べ応えのある味と取るかは人それぞれだが、個人的にはこういうガッツリ系は嫌いじゃないので及第点はあげられた。
ただ、もう少し……もう少しだけしっかりとカタチ整えてから提供してもバチは当たらんとは毎度毎度思うのだがどうだろうか……
無駄カロリーの権化たるサイドメニュー群
今回のカロリー過多セットの中枢と言ってもいい、サイドメニュー群もレビュー。
シャカシャカポテトのクアトロチーズ。これは文句なく普通に美味しい。まぁ基本ポテトは揚げたてなら抜群に美味しいしね……
クアトロチーズの味は思いの外濃厚で、結構舌に残る感じ。ただこの濃厚さならメインのクラブハウスバーガーにも負けないので、ある意味この組み合わせは良好かと。
マックフルーリーの宇治抹茶&あずき。和菓子、それも抹茶とあずきが好きな身としてはこれ以上ないってほどの組み合わせ。これも普通にお薦めできるが、摂取カロリーの問題からこれ頼むならセットでポテトは食わん方がいい(笑)
今回が初となる、マックフィズのシチリアレモン、そのマックフロート仕立て。実はマックフロート頼むのも初めてだったり。
フロート部分は普通のバニラなのでさておいて、シチリアレモンのフィズは果汁 2% 配合のさわやか炭酸ドリンクとのことだが、確かにさっぱり系ではあるものの、あんまりレモンの風味は活かせてないような……
ここら辺フロートだったから味が曖昧になってしまったのか定かではないが、まぁ見た目の清涼感はあるので確かに季節柄としてはいいんじゃないかと。
しかしこのセット、食べ終わった後カロリー過多で身体が暑くて暑くて仕方がなかった……しかもこの日の夜は友人と焼き肉食べ放題に行ったのだから、デブ一直線待った無し。
正確にはデブなあの頃へ逆戻りなのだが(笑)
30kg 減量にはぴったり 1 年 365 日かかったが、30kg 増加はその気になれば1ヶ月どころか1週間でどうとでもなりそうだな……
お次はクラブハウスバーガーチキン
翌日はドライブスルーのお持ち帰りでクラブハウスバーガーのチキンを購入。今回はさすがに余計なサイドメニュー類は一切除外。2日連続であの高カロリーセットはデブる前に心臓が止まりかねんwww
クラブハウスバーガー チキン。店舗の差かそれとも他の大人な都合か知らないが、ビーフと比べたら
比較的広告画像に近い状態で提供されてた。
これなら外見得点は結構高得点付けてあげてもいい。そう…… 64 点ぐらいかな
マクドのバーガーが中々 80 点越えない理由のひとつは、やはりこのパカッとした時のガッカリ感かと。
でも今回はメインとなるチキンとベーコンが比較的厚みもありしっかりと食べ応えありそうなので、まぁ良しとする。
やはり今回は作りたてなのか、チキンの衣はカリッと歯応えがありつつ中身はフワッと柔らかく仕上がっていて良い感じ。ベーコンの肉汁感がビーフに比べると乏しいチキンのジューシーさをある程度補ってくれていて、全体としては思ったほどまとまりも悪くなかった。
鶏肉大好き人間としてはベーコン以外の組み合わせをもっと追求して欲しかった感もあるが、まぁビーフ大正義なアメリカン風バーガーとしてはこれでいいんじゃないかと思う。
アメリカン式ガッツリ系のクラブハウスバーガー、その最大の難点
まぁ見た目が広告画像と比べて詐欺過ぎるってのはある意味伝統になりつつあるマクドのお家芸なのでさておいて、今回のクラブハウスバーガー発売に関して少し「ん?」と思ったのは、
なぜかクォータ-パウンダーが発売中止になっていること。
営業戦略としてみれば、まぁクラブハウスバーガーに売り上げを集中したいというその考えは理解できなくはない。が、そんなの客には関係ない話。
それにクォーターパウンダーの客層を強制的にクラブハウスに回して「ほら、大成功!」とか言っても大して意味なくね?そして残念ながらクラブハウスバーガー、
総合的な満足度はクォーターパウンダーに及んでない。
クォーターパウンダーのあの「ビーフこそが絶対」という猛烈な肉度の前には、クラブハウスバーガーはどうしても小手先の技術で取り繕った「なんちゃってボリュームバーガー」にしか見えてない。
多分マクド経営陣は「クォーターなくせば代わりにクラブハウス食べるに決まってる!」と思ってるかもだけど、クォーター目当ての人はメニューからなくなった時点でマクドに脚運ばない人が多そうな気が……
……ま、最終的な結果がどうなっても、マクドのこれまでの所業による評価がこれだけで覆るとも思えないけど(笑)
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