飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

ダイハツ ムーヴカスタム X Hyper SAⅡ(2015年度式 DBA-LA150S型)

2016年2月7日

 所有者の与り知らぬ所で廃車決定という憂き目にあった前愛車・ムーヴカスタム X Limited(2006年度式・DBA-L175S型(第4世代))に代わり、今回新たに新車購入したのがムーヴカスタム X Hyper SAⅡ(2015年度式 DBA-LA150S型)。世代としては第6世代型となる。
 第6世代 LA150S 型は2014年12月 に第5世代よりフルモデルチェンジして登場したが、その後2015年4月にマイナーチェンジを行い、搭載スマアシを「Ⅱ」へと変更したものが現行の第6世代となっている。

 ボディカラーはブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリックのツートンカラー仕様。第6世代の発表時にも使用された、イメージカラーとも言えるカラーリング。
 当初は前車と同じ系統の淡く薄いカラーを考えていたが、このツートンカラーは最初に見た瞬間に一目惚れしてしまったほどに心の琴線を直撃したため、迷うことなくカラーはこれ一択で決定。

 車種の候補は他にもウェイクやタントカスタム、キャストなど考えていたものの、結局諸々の理由により前回に引き続き今回もまた同車種となった。そこら辺の理由についてはこちらにて紹介中。

 今回は廃車から新車購入まで約1週間で決定するという緊急事態だったため十分な事前リサーチが出来ず仕舞いで色々と不満はあるものの、結果として購入したムーヴカスタム自体には何の不満もないどころか、内装、外装、性能、機能の全ての面において文句の付けようもない進化を遂げていた。
 まぁ第4世代から第5世代型をすっ飛ばして第6世代を購入しているので当然と言えば当然だが、外装や内装のデザインにおいては軽自動車とは思えないレベルに洗練されていて、個人的な好みとも合致しているため所有欲は十分に満たしてくれるレベルに仕上がっているのが唯一の救いと言えば救いだったかも。

 ちなみに今回購入したグレード:X Hyper SAⅡ は前ムーヴカスタムのグレード:X Limited と同等グレードに位置するもので、一応車種からグレードまで前愛車とほぼ同じということに。
 SAⅡ は「Smart AssistⅡ」搭載であることを示しており、SAⅡを搭載していない「X Hyper」も存在するが、価格差はさほどないため購入するならどう考えても SAⅡ 搭載の方がお薦め。

ムーヴカスタム X Hyper SAⅡ 外装レビュー

 まずは外装・外観のレビューから。

基本外観

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 軽自動車の規格があるため車長・車幅共に第4世代の前ムーヴカスタムとは変化無く、車高に関しては +15mm とわずかに上がっているのみだが、デザインが変わるだけで一見したサイズや重量感は全く異なるものとなるのがよく分かる。
 ちなみにホイールベースは軽量化や燃費向上などの理由から、第5世代の頃より 2,455mm となり第4世代の 2,490mm から 35mm 短くなっている。それに伴い室内長も若干短くなっているとのことだが、ほとんど誤差レベルのため気にならない。

 第5世代まではまずムーヴのデザインをしてからムーヴカスタムという流れだったが、第6世代からは先にムーヴカスタムのデザインをするようになっているとのことで、結果これまでのように「ムーヴに少し手入れした」というチープっぽさが一切払拭されており、非常に高品質かつ重厚感のある外観に仕上がっている。

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 フロントフェイス。重厚な造りのフロントグリルが威圧感を高めており、従来の軽自動車とは完全に一線を画した迫力あるデザインに。
 ヘッドライトやフォグランプ周囲、そしてフロントグリル下部に装備された LED イルミネーションもグレード:Hyper 外観の特徴のひとつで、夜間照明点灯時にはこれらがなりインパクトのあるイメージを付与することに。

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 サイドビュー。フロントからリアへ至る形状は第4世代の卵のように丸っこく綺麗な流線形状から、多少角張った精悍なフォルムに。
 第4世代よりも角張ったとはいえ車高はフロント側とリア側で若干の高低差を設けていることで流線形状は保っており、また各所に空力改善アイテムを装備して空力学的な配慮が設けられているなど、走行性能と燃費に関する総合的な能力は 31km/L という30km 越えの燃費で分かるように格段に向上している。

 しかしハイブリッドでもない従来のエンジンでどこをどうやったら 30km/L 越えの燃費なんか叩き出せるんだ……車両重量の軽量化もされているとはいえ、何という恐るべきスペック。

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 リアビュー。ムーヴ伝統のリアサイドに沿うように上下に伸びる、片側12個の LED が使用され高い視認性能を誇るリアコンビネーションランプ。グレード:Hyper はダークメッキアクセント仕様になっており、元々高品質なイメージのライトデザインをさらに向上させている。
 ダイハツのエンブレムや「MOVE」のロゴは従来通り。下部にはスマアシⅡの後方後誤発進抑制制御機能のためのソナーセンサー(丸いボタンのような部分がふたつ)を備えている。

 リアのバックドア部分は軽量かつデザインの自由度の高い樹脂製外板が採用されており、これによりバックドアとハーフスポイラーの一体成型化による空力性能の向上、デザイン性の高い形状の実現、そして車両重量の軽量化を実現しているとのこと。

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 後方を少し斜めから。この角度だと車両全体の形状がよく分かる。

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 フロントグリル部分。一見するだけでは本当に軽に見えないほどの重厚感が漂っている。顔の好みは人それぞれだが、個人的にはかなり好感が持てるお気に入りのフォルムに仕上がっている。
 ダイハツエンブレムの下地を含む黒い部分は金属ではなく PP 製で、強く触るとへこむため少し安っぽさを感じてしまうが、模様が一見すればカーボン調に見えなくもないのでまぁ許容範囲ということで。

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 ヘッドライト&フォグランプ部分。ヘッドライトは吊り目で厳ついデザインの上、フォグランプ共にグレード:Hyper は LED イルミネーション標準装備のため、点灯時の威圧感が攻めに攻めまくってる感じに。

 ちなみにこの LED イルミネーション(フロントグリル下部も含む)はオプション選択で非搭載車にも追加できるようで、その場合照明色はブルーとなる(グレード:Hyper の標準搭載 LED はホワイト)。
 このオプションを選択することで当然 LED 搭載済みのグレード:Hyper の LED カラーもブルーに変更できるが、結構コストがかかることと、ヘッドライト回りの LED 色はホワイト一択のため、車体色を含めた全体の統一性を鑑みて今回は見送ることに。

 ……もしヘッドライト回りもブルーに変更できるなら、オプション追加してたかも(笑)

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 サイドミラーのカラーはブラックマイカメタリック。Aピラー下部のフロントクォーターウィンドのサイズは第4世代とほぼ同様。ドアアウターハンドルはメッキ仕様(グレード:Hyper 以外はシルバー)。

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 フロントウィンド部分。フロントウィンド及びフロントドアガラスはスーパー UV & IR カットガラス仕様で、さらにフロントウィンド上部はブルーのスモーク加工が入ったトップシェイドガラス仕様。
 中央にあるのはスマアシⅡ用の単眼カメラと今回初装備のドライブレコーダー。ドライブレコーダーは純正オプションのため純正ナビとの連動機能があり、ナビ画面で録画映像を確認できるとのこと。

 前車は事故により廃車になったため、正直ドライブレコーダーにはかなり期待してる(笑)

タイヤ・ホイール回り&ナンバープレート

 次はタイヤとホイール回り。

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 グレード:Hyper は X グレード(14インチ)と RS グレード(15インチ)でそれぞれ専用デザインのホイールを装着しており、このホイールデザインがグレード:X Hyper SAⅡの購入を決定した理由のひとつになったほど個人的には気に入っていたりする。

 RS の15インチホイールも捨てがたいが、ホイールデザインのみで言うならやはり X の14インチホイールのデザインの方が断然格好良いと思う。

 ちなみにタイヤは DUNLOP の低燃費タイヤ ENASAVE EC300+ が標準装着されていた。タイヤサイズは 155/65R14 75S で、第4世代ムーヴカスタムと同様のサイズ。

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 ナンバープレートにはフレームを装着しているが、実はこれはオプション品ではなく、前ムーヴカスタムに装着していたものを取り外して移植してもらったもの。

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 よく見ると全体的に錆や汚れが付着しており、ロゴ部分の透明部分もすっかりくすんでしまっておりお世辞にも美しいとは言えないが、それでも泣く泣く廃車となった前ムーヴカスタムから少しでも何か移植してやりたかったので。

 ディーラーの担当営業さんが移植の際清掃してくれたけど、やはり9年もの間ノーメンテだったためかこびり付いた汚れはそう簡単には落ちなかった模様。この汚れはそのうち自分の手でできるところまで綺麗にしてやろうかと。

エンジンルーム

 外装・外観のラストはボンネット内エンジンルーム。

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 よほどの車好きでない限り普段は滅多にお目にかからないエンジンルーム。新車のためまだどこもかしこも綺麗なまま。

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 バッテリーとラジエーターリザーバータンク部分。その間には前ムーヴカスタム故障時に致命傷を負ってしまった ABS 制御コンピューターの姿も。こうしてみるとエンジンルームの位置構成は第4世代とあまり変わらない。

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 エンジン部分。周辺にはブレーキフルードのタンクやオイルレベルゲージ、ウィンドウォッシャー液注入口などが並んでいる。
 エンジンには見た目の美観の維持や静音化などのためにカバーが装着されているが、空冷的に見た場合どうなんだろうか……まぁそこら辺きちんとメーカーが考えているだろうけど。

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 ボンネット裏側。塗装が剥げてるというかされてないけど、こんな普段目に付かない裏側にまで文句を付けるつもりはない(笑)
 ちなみにボンネットは樹脂ではなく鋼板製。タントやウェイクのボンネットは樹脂製らしいが、ムーヴカスタムでは従来通り鋼板製になっているのは、やはり強度面などの問題からだろうか……?

ムーヴカスタム X Hyper SAⅡ 内装レビュー

 ここから外側から内部レビューへ。

フロント&リアシート・ドア部分

 フロント・リア共に一見シート類に大きな変化は見られないと思いきや、実際座ってみると細かな仕様変更がところどころに見られた。

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 運転席と助手席からなるフロントシート部分。グレード:Hyper のシート素材は本革×ファブリック仕様でブルーステッチが施されている。
 シートは第4世代と比較すると、スポーツカーなどのシートに見られる身体を包み込むような形状になっており、また運転席と助手席のシート幅は若干ではあるが運転席側の方が広く取られている。

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 ボックス付フロントセンターアームレスト。これだけは第4世代の頃から全く変わらず。ボックスの造りも変わらず若干ちゃっちい感じ……もう少し進化してくれてもいいんだけどね。

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 フロアマットは純正の標準フロアマットを装着。消臭やら除菌やらがついた高機能フロアマットもあったが、消耗品にそんな機能は必要なしと判断。
 ……が、実は標準マットと高機能はマットはデザイン(柄)が異なり、高機能マットの方が若干好みのデザインだったのが残念。もし純正品に拘らず社外品でいいならもっとデザイン面の選択肢もあったけど、やはり足回りは純正品の方が形状にフィットするし、安心感もあるので。

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 運転席側フロントドア。ボタン類の種類・配置は第4世代と変化無し。サイドミラーの開閉ボタンにはエンジン連動のオート機能が追加されていた。
 これが地味に便利で、オートに設定しておけば停車後のロック確認をサイドミラーが自動で閉じているかどうかでも確認できる。

 ドア下部には狭いながら収納スペースと、16cm フロントスピーカー。スピーカーは純正ナビアップグレードパックを選択しているのでAピラーにはツィーター、そしてリアにはフロント同様 16cm スピーカーが搭載されている。

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 リアシート。シートの素材やデザインはフロントと同様。シートの前後稼働は第4世代ではリアシート全体稼働だったが、第6世代ではセパレート式になっており少し便利に。

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 フロアマットはフロント同様純正品。

 ホイールベースが第4世代より若干短くなった影響で室内長も短くなっているが、フロント・リア共に座ってみてもその差はほぼ感じられず、十分な居住性は確保されている。

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 リアドア。収納スペースにはドリンクホルダーが用意されている。収納スペース下部の編目部分が 16cm リアスピーカー搭載部分。

 ドアはフロント・リア共にほぼ90度まで開くことができるため、ピラーを排してミラクルスペースを実現したタントほどではないが、大きな荷物の出し入れが非常に行いやすくなっている。

ラゲッジルーム

 次はメイン収納部となるラゲッジルーム。

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 バックドアはムーブ伝統の横開きから縦開きへ変更。実は第4世代ムーヴカスタムを選択する際の数少ない難点のひとつが「バッグドアが縦開きではないこと」だったので、今回の変更でムーヴカスタムに対する個人的な懸念はほぼ消滅したことに。

 縦開きバッグドアは狭いスペースでの開閉が難しいというデメリットもあるが、やはり雨天時には屋根代わりになることなどから日常使いでは横開きよりも遥かにメリット面が強いと思う。
 ムーヴカスタムの車高は高すぎないため開け閉めしやすく、またバッグドアは樹脂製のため軽量で60代の母親でも開け閉めがしやすく、実に素晴らしい改良点となっている。

 ただ、横開きか縦開きかどちらが良いのかは用途にもよるし好みは人それぞれなので、ムーヴの伝統デザインをある意味壊してしまったこの変更点を不満に感じる人も中には多いのではないかと思う。

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 リアシートを倒してラゲッジルームの容量を拡大。ここら辺は第4世代と同様。シートが完全にフラットにならないのは残念だが、実用上問題になることはほとんどない。

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 また第6世代ではスペアタイヤの代わりにパンク補修材が装備されているため、第4世代ではスペアタイヤが保管されていたスペースには、

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 大容量深底ラゲージアンダーボックスが装備されており、背の高い荷物も搭載しやすくなっている。

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 普段は蓋代わりになっているデッキボードはフックでリアシートに引っかけて固定可能。内部には牽引用のフックやジャッキ、パンク補修キットなどが搭載されている。

インパネ周辺

 次はムーヴカスタムの内装の最大の特徴であり、ムーヴカスタムが定めた「高級感」を最も体現していると言っても良いインパネ回りを、運転席部分と分けて紹介。

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 運転席側からみたインパネ類。第4世代のセンターメーターから運転席正面になったことで雰囲気は大きく違ったものになっているが、それ以上に各箇所の質感が次元違いに向上している。

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 シフトノブやオートエアコン周辺。グレード:Hyper のインパネパネルは硬質な大理石を思わせるギャラクシーマーブル調。
 他グレードのヘアライン調シルバーと比較すると高級感はあるものの非常に個性的なイメージとなり、結構選り好みが起きそうなデザインだが、個人的にはまぁまぁ良い感じではないかと。

 オプションでウッド調やピアノブラック調に変更も可能だが、せっかくのグレード:Hyper 専用デザインなので、このまま使ってみることに。オプションはやたら高価だし(笑)

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 ドアオーナメントパネルもインパネ同様ギャラクシーマーブル調。

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 これはオプションで装着した USB 電源ボックス。何でも最近発売されたばかりで、オプションカタログにも記載がないとのこと。
 どのみちタブレットなどを充電するための電源類はカー用品店で揃えようと思っていたため、価格も約5千円程度とお手頃だったので純正品で揃えられるならばと追加購入。

 仕様は最大 2.4A USB 充電口 ×2 と、12V アクセサリソケット ×1。両方ともカバー及びブルー LED 照明付きで標準搭載の 12V アクセサリソケットから電源を取っている。
 出力はふたつとも 2.4A のため最近のスマートフォン充電に必要な出力(2.1A 以上)は十分に満たしており、アクセサリソケットに 100V 電源インバーターを接続すれば家庭用コンセントも使用できるため、通常使いならばこれで困ることはほとんどないはず。

 USB 充電口の 2.4A の下部に記載のある「AP」「AN」は、それぞれ「Apple 製品用」「Android 製品用」を示しており、iPhon や iPad などの Apple 製品は「AP」側、Android スマホやタブレットは「AN」側に接続すれば、それぞれ最適な電圧で最速充電が行えるという、これに限らずこのテの USB 用品に共通の記号のようなもの。

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 インパネ収納は大小合わせて至る所にあり、その多くがブルーの LED イルミネーションを備えていて夜間は美しく室内に光る。
 前車ムーヴカスタム のグレード:X Limited もイルミネーション装備が充実したグレードだったが、さすがグレード:Hyper はその後継だけあり、照明関係の装備が非常に充実している。

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 インパネセンター部分。センターにも LED イルミネーション付収納ボックスが装備されており、その横にはハザードランプスイッチと USB / HDMI 差込口がある。
 エアコン送風口も第4世代から地味に改良されており、第4世代では角度を変えるだけだったものが、第6世代では一定方向に角度調節レバーを押し込むと全閉できるようになった。

 エアコンは必要、でも運転席への送風は邪魔というシチュエーションはたまにあるが、これからはそんな状況にも問題なく対応できるようになるのは嬉しい限り。

ステアリング・メーター周辺

 次はいよいよインパネ回りの中でも最大の特徴であり進化箇所でもある、ステアリングやメーター回り。

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 運転席に座りまず目に入る光景がこれ。軽自動車にありがちなチープな一眼メーターやステアリングなどとは明らかに次元が異なる、隅から隅まで洗練されたデザインの操縦系。
 他車種ではせいぜいオーディオ用と D Assist 用スイッチしかないステアリングスイッチ類は、右も左も隙間無くギッチリと搭載。もうこれ見てるだけで小躍りしてしまいそう(笑)

 ……というのもステアリングスイッチは前車購入時からの夢だったが、第4世代のムーヴカスタム時代ではステアリングスイッチは最上位グレードの RS Limited にしか装備されておらず、今のようにオプションで追加ということもできず結局は夢叶わず仕舞いだった。
 それがオーディオスイッチのみならずこんな様々なボタン類を備えて夢が叶う日がやって来るなんて、良い時代になったもんだ……

 しかも凄まじいことに、他の車種ではこのステアリングスイッチ類は基本的にオプションとして追加する必要があるが、第6世代ムーヴカスタムはなんとこれら全てが標準装備となっている。

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 ステアリング左側が音量などのオーディオ関係のスイッチ類。ナビに手を伸ばさず安全に手元で操作できるので、オーディオ操作が非常に捗ることこの上ない。
 何でこれ、もっと早くオプション選択できるようにしなかったのか……安全性を考慮するなら全車種全グレードに標準搭載でもいいぐらいなのに。技術的にも決して難しいわけではないはずだが……

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 ステアリング右側は TFT 液晶ディスプレイの操作スイッチ類と、D Assist によるパワーモード起動スイッチ。これらはオーディオ用スイッチ類とは異なりどの車種にも搭載できるわけでなく、それぞれの機能を有する車種にしか搭載不可能な専用装備。

 D Assist によるパワーモード機能は他にも搭載車種があるため、「PWR」スイッチを搭載する車種は他にもあるが、TFT 液晶ディスプレイを装備するのは2016年2月現時点では第6世代ムーヴカスタムのみとなるため、このスイッチ類はダイハツの全車種中完全にムーヴカスタム専用装備となる。

「完全専用装備」……良い響きだ(笑)

 はっきり言ってこれ(正確にはTFT 液晶装備含む)がタントやウェイクを切り捨てて最終的にこのムーヴカスタムを選ぶこととなった決定打になった。だって超格好いいじゃん(笑)

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 メーター類。スピードメーターのみならずタコメーターもしっかり備えた二眼アナログメーター。デザインはコペンにも通ずる非常にスポーティで洗練されたものになっており、LED ライトで昼夜問わずしっかりとした視認性も確保されている。
 ちなみに LED の輝度は昼間と夜間でそれぞれ個別に設定可能なため、自分に最適な運転環境を設定できるのも大きな特徴であり魅力となっている。

 デザイン性は抜群、LED により視認性も良好のこのメーター類に強いて不満点を挙げるなら、あともう少しだけスピードメーターが大きければ言うことなしだった。
 これまで見てきたメーター類がそうだったためか、個人的にはどうにもスピードメーターとタコメーターが同じ大きさというのは微妙に違和感があるので……まぁこれも慣れの問題だと思うし、このデザイン自体は気に入っているので特に気になるほどでもないが。

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 メータ類中央にあるのが、現時点ではダイハツ全車種中ムーヴカスタムのみに搭載されている専用装備となる「TFT カラーマルチインフォメーションディスプレイ」。普通車ではよく見られる装備も、軽自動車としてはこの第6世代ムーヴカスタムが初装備とのこと。

 画面内には各種車両情報にインジケータ類、スマアシⅡ作動による各種警報や車両に関するトラブルなどがカラーイラストを伴い表示される。

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 またこの画面レイアウトは3種類の中から好きなものを選択でき、

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 デジタルスピードメーター表示のものや、

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 アナログ時計表示のものも用意されている。

 個人的にはやはり「画面1」のものがデザイン性が高く表示される情報にも無駄が無いため、これを基本として使用している。

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 スピードメーター。デジタル表示も SF 的なイメージがあり好きではあるが、やはりメーター類はアナログの方が「マシンを操縦している」と感覚になれて良い。
 前述の通り LED ライト採用のため、視認性は昼夜問わず良好。2okm ごとの目盛部分が立体構造となっており、この部分に内蔵されている LED が光るようになっている。

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 エンジン回転数を示すタコメーター。基本構造はスピードメーター同様となる。最近の車種、特に低グレードのものはタコメーターがない一眼メーター仕様が多いが、個人的にはタコメーターがないとデザインの好み以前に精神的に不安で仕方がない。
 たまに「AT 車や CVT 車にタコメーターは必要ない」という意見も聞くけど、エンジン回転数から見える車両の状態は MT だろうが AT だろうが CVT だろうが必ずあるわけで、自動車の安全性を考えるならタコメーターは必須装備と思うが、メーカー側の考えはどうなんだろうか……

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 プッシュスタートボタンとその周辺。所有自動車としては初だが、プッシュスタート自体は試乗や代車などで何度か使用したことがあるため特に違和感なく使用している。というかエンジン始動がストレス無くて気持ちいい。
 プッシュスタートボタン下部のスイッチスペースには各種機能の ON / OFF スイッチ類がフル装備。前ムーヴカスタムには大して機能が搭載されていなかったため、スイッチスペースもカバーのみの寂しい状態だった。

 それに比べて今回のムーヴカスタムは本当に至るところがマシンマシンしてて最高だ(笑)

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 ステアリング下部にもアンダートレイとサイドトレイが収納として用意されている。他にも使い道はありそうだが、取りあえずサイドトレイには ETC を装備。

 ……この ETC、前車が廃車事故を起こしたその日に手元に届いた例のアレである(笑)

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 運転席カップホルダーは LED イルミネーション付掘り込み式で、結構間口が広く大きめのペットボトルでもキープできるサイズ。携帯やスマホを放り込んでおくこともできそう。

 方向指示スイッチは第4世代と大きく変わり、深く押し込めば通常のウィンカー、軽く押せば3回だけウィンカー点灯を行うワンタッチターンシグナル機能が追加されていた。
 ワンタッチターンシグナルは主に車線変更時などに使用する機能とのことで、高級車でよく見られる機能だったものを軽自動車では初搭載したとか……
 操作もレバー位置はカーブ後に戻るのではなく、押し込んだあとすぐに元の位置に戻るようになっているので、慣れるまでは結構違和感あるかも。

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 ステアリング左側下部にはふたつのスイッチスペース。もし寒冷地用のヒーテッド装備などをオプションで搭載した場合、ここにそれらのスイッチが付くとのこと。

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 ステアリング部分を助手席側から。ステアリングはウレタン製だが、質感はそこそこ。RS グレードは全て本革製ステアリグだが、せめてグレード:Hyper は全て本革製ステアリングにして欲しかった……

 ワイパー機能には第4世代からの変更点として、フロントとリア両方に車速に連動して動作速度が変化する「間欠動作」が追加されていたが、それ以外に大きな変化は無し。まぁワイパーだからね……

2016年4月23日 追記訂正
 LA150S のワイパーのブレード形状は第4世代とは異なり、エアロワイパーブレードという空力性能に優れた形状のものになっている(エアロワイパー自体は以前のモデルでも採用されていたとのこと)。
 実際にどの程度の性能があるものかは分からないが、ロードバイクに乗っている身としてはエアロと聞くと心躍らずにはいられない(笑)

 しかしステアリングといいメーターといい、さすが操作系周辺は第4世代から進化どころかダイハツ車種中、中には軽自動車中初搭載という最新機能も多く装備されており、如何に第6世代ムーヴカスタムが気合い入れて製造されたかが容易に伺える仕上がりになっていて大満足。

 もちろん実際にある程度走行してみないと分からない違和感や不満もあるだろうが、少なくともこの装備類をざっと見ただけでは文句の付け所がない大満足な仕上がりになっている。

カーナビゲーション&オーディオ機能

 続いてオプション装備としては No.1 コスト、でもつけてしまったディーラー純正ナビのレビュー。

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 サイズは8インチと大型で、その独特の形状からムーヴ専用となる純正ナビ。従来の HDD 記録ではなく、データは全て SD カード記録となっている。
 型番は「NSZN-X66D-M1」で Panasonic 製。サイズ大きいため視認性は極めて良好で、またステアリングスイッチでの操作や純正バックカメラの3モードカメラ対応、ドラレコ連動など、純正ならではの機能を過不足無く使用可能というメリットも。

 純正ナビは操作性が悪い、ナビ精度が低い、音質は最低、その上ひたすら高額など悪い噂が絶えないが、それはあくまでもより高性能なナビ専門メーカーの最新機種と比較してのこと。
 少なくとも第4世代購入時に付けたナビとは比較にならないほど性能は良く、タッチパネルでの良好な操作レスポンスと細かなルート案内を実現するナビ精度には現時点では満足している。

 不満点としてはナビのスイッチ類などが搭載されるパネル部分がプラ製のため、触れた場合の剛性も見た目の質感も低いこと。
 第4世代搭載純正ナビの操作スイッチ類は全て金属製だったので、質感だけで言うなら8インチナビはかつての旧型ナビにかなり劣っていることに。

 電化製品ってこういうのたまにあるよね……新型になるほど素材はちゃっちくなるの……

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 また批判のネタにされることが多いオーディオの音質も、ピュアオーディオ信者でもない限り聴くに堪えないなどということは決してない。
 まぁ実は第4世代からスピーカーは全てオプションで6スピーカー仕様にしていたので、もしフロントの2スピーカーのみで試聴した場合どうなのかは分からないが(笑)

 ちなみに上記表示中の「ふたりのぜのぴったん」、知っている人いたらこんなニッチな曲覚えてるヒマがあるなら英単語のひとつでも覚えてろと説教しつつゼノについて語り合いたい(笑)

 ちなみに今回のナビ選定で最も悩んだのが、実はこのオーディオ機能。音質的な意味ではなく、もっと単純な「曲のランダム再生機能」について。
 というのも実は第4世代に搭載していた純正ナビは音質的には不満はなかったものの、曲のランダム再生機能がかなりレベルの低いお粗末なもので、1曲フルで聞き終えない限り次の曲がランダム選択されず、次曲選択で曲飛ばしした場合50音表記順でしか再生されないという、「ランダムの意味辞書引いてこいや!」と怒鳴りたくなるようなものだった。

 しかし今回のナビに搭載されているオーディオ機能では、如何なる操作をしようともきちんと全曲ランダム再生されるように。まぁこれが普通っちゃ普通なんだけどね……

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 オーディオの各種設定機能類も豊富で、スピーカーバランス調整による定位位置の変更やエフェクトの設定、イコライザーの調整など、カーオーディオとしては十分な機能を備えている。
 これで満足できないピュア信奉者は自室を防音室にリフォームして巨大アンプで巨大スピーカーガンガン鳴らすか、あるいは装甲みたいな鋼板で覆われたアメ車でも購入して曲流せばいいんじゃないかと。

 でもまぁ、そのうちスピーカーの交換ぐらいはしてみたいかも(笑)

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 また純正の8インチナビを選択するメリットのひとつとして、ハザードランプスイッチの横に USB / HDMI 差込口が追加され、ここから USB メモリでの曲再生が可能になる。
 8インチナビ以外でも USB メモリでの曲再生に対応しているが、8インチナビ以外の場合 USB 差込口はグローブボックス内にケーブルを伸ばして配置されることになり、少し煩わしい。

 今回挙げたのはあくまで少し触れた程度での評価だけで、オーディオ含むナビ全体の機能の最終評価の判断はまだ何とも言えないため、またそのうちしっかりと使い込んでから紹介していこうかと。

その他の室内装備類

 内装レビューの最後は、バックミラーやルームランプなど細かな装備品のレビューを。

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 バックミラー及びサンバイザー。どちらも機能的に可も不可もなく、サイズも第4世代時代からほとんど変化のないごく普通のもの。
 ただ第4世代のサンバイザー裏のバニティミラーには照明が備わっていたが、第6世代ではミラーのみとなっていたのが少し残念。まぁ普段あんまり使わないからいいけど……

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 運転席側のサンバイザーにはバニティミラーの他、チケットホルダーやカードホルダーが装備。

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 ドア開閉連動機能を備えた LED フロントパーソナルランプ。形状自体は第4世代と同様だが、LED 仕様のため非常に明るく実用上の不満は一切ない。

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 ルームランプも同様に高輝度の LED 製。フロントと同時に点灯すれば室内はかなり明るくなる。

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 右から順に ETC アンテナ兼マイクユニット、スマアシⅡ用単眼カメラユニット、そしてドラレコ。様々な追加装備でフロントウィンド上部は結構賑やかになった。
 ちなみに ETC 、純正ナビ、そして純正ドラレコ、偶然にもこれらは全て Panasonic 製。ETC は自分でメーカー選んだけどまさか新車の方に装備するハメになるなんて思ってなかったし、ナビとドラレコはメーカー指定できないので、本当に偶然の一致でこうなっただけだが、何か妙な統一感が(笑)。

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 Aピラーに内蔵されたツィーター。純正ナビのアップグレードパックでリアスピーカーと同時に追加可能で、前車でも同様のパックを追加していた。

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 助手席背面にはショッピングフックとシートバックポケット。これも第4世代の頃から変わらない装備。

ムーヴカスタム X Hyper SAⅡ 照明類レビュー

 次はヘッドライトや LED イルミネーション、ルームランプ類の点灯時レビュー。

ヘッドライト&リアライト

 まずはフロント部分から。

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 高輝度の LED ヘッドライト及びフォグランプもさることながら、その周辺を縁取る LEDイルミネーションと フロントグリルを横一直線に渡る LED フロントグリルイルミネーションは凄まじい存在感を放つ。
 これらはオプションでブルー LED に変更可能だが、ヘッドライト周辺部はホワイトのまま変更不可のため、全体の調和を考えるならやはり標準のホワイト LED のままの方が良いのかも知れない。

 ヘッドライトは照射軸の上下方向を積載量を関知して自動調整するオートレベリング機能付のため、ただ明るいだけでなくより遠方までの視界を自動で確保してくれる。
 ロービーム使用時の夜間の視認性は、照射距離・左右角度共に第4世代に比べて桁違いに優れているのが実際に体感でき、街灯がほとんどない田畑に囲まれた田舎住まいの身としてはこの明るさは非常にありがたい。

 ただ気になったのは、ロービームやクリアランスランプ(車幅灯)は LED 仕様なのに、何故かハイビームだけ従来同様の ディスチャージランプ ハロゲンランプのままという点。(2016年4月23日、伊藤さんのご指摘により訂正)
 光量自体に不満はないが、色味が LED のホワイトと比較して黄色っぽいのできれば同色の LED に交換したいところだが、果たして可能だろうか……。

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 リアコンビネーションランプも当然 LED 仕様。ムーヴ独特のバックドアの縁に上下に沿って伸びるリアランプは視認性も高く、デザインも第4世代の頃から割と気に入っている。

ルームランプ& LED イルミネーション類

 最後は室内の照明類。

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 フロントパーソナルランプ&ルームランプをドア開閉連動機能で同時点灯。どちらも LED のため非常に明るく室内を照らしてくれる。
 オプションで追加できるブルー LED のフロアイルミネーション類も魅力的だが、単に光量のみなら標準のランプ類で十分事足りるかと。

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 インパネの LED イルミネーションやスイッチ類の照明を後部座席より。

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 助手席側のボックス類。とにかく至る所に LED イルミネーションが仕込まれており、ブルーに室内を淡く照らすのが美しい。

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 運転席ステアリング周辺の照明類。スイッチ類の照明は単なる装飾ではなく夜間時の視認性確保が最重要のため、夜間時には見にくいブルー LED は一切無い。

ムーヴカスタム X Hyper SAⅡ 内装&外装レビュー 総評

 さすが「高級路線」を主軸としただけはあり、内装外装共にほとんど不満のない非常に完成度の高い高品質なレベルに仕上がっていた。
 外装ではフロントフェイスのデザインとツートン仕様のカラーリング、内装ではやはりステアリングやメーター回りのデザインと機能・装備類の充実が何より特徴的である印象的になっている。

 自動車としてメインとも言える走行性能に関してはまだ走り込んでないので何とも評価できないが、第6世代ムーヴカスタムは他車種と比較して高級感の他に走行性能に関しても拘ったという話も聞くので、そのうち是非走行レビューもしてみようかと。

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 最後はキーについて。第6世代ムーヴカスタムは第4世代同様電子カードキーによるキーフリーシステムが採用されているが、その挙動は若干変更になっている。
 第4世代の場合はキーを持って一定以上離れるあるいは近づくことで自動的に開閉する仕組みだったが、第6世代ではキーあるいは車体のスイッチで手動で開閉する必要がある。

 これを改良と取るか改悪と取るかは人それぞれだが、個人的にはこれは改良だと思う。以前のシステムだと少し離れたり近づいたりするだけでガチャガチャとロックが開閉して鬱陶しかったので。

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 エマージェンシーキーによる緊急時のロック解除や電子カードキーでのエンジン始動あたりは第4世代同様。ちなみに付けてあるキーホルダーは10年以上前に八景島シーパラダイスで購入したもの。ようやく使い途が見つかった(笑)

 では、最後の最後に第6世代ムーヴカスタムの数少ない欠点の中で、最大の致命点を紹介。

 ……それはズバリ、普通車並みに高額なこと

 ムーヴカスタム、グレード:X Hyper SAⅡの車体価格が1,544,400円と150万円越えに加え、ナビなどのオプションや諸費用を合わせると200万円近くに達する。
 実際今回の購入では総額は約212万円となり、そこからいくらか値引きして貰い最終総額は約206万円となった。今回は廃車からの緊急購入という背景から満足な値引き交渉が出来ず仕舞いだったことを除いても、軽自動車にして総額200万円越えはかなり厳しい価格設定になっていると思う。

 ここら辺の価格面でのあれこれは以前の記事でも紹介したが、これからの時代基本性能が向上するにつれて軽自動車=安価という公式が成り立たなくなるなら、税金面や維持費での差別化が軽自動車販促において極めて重要なウェイトを占めるようになるはず。

 にも関わらず「軽自動車は田舎の貧乏人の車」などと呟いたり、「軽自動車の優遇措置を排しよう」を考え無しに口にする政治屋連中が跋扈していては、軽自動車の未来にかかる暗雲は晴れないままとなる。
 ここ最近発表されたトヨタによるダイハツの完全子会社化の話もあったことだし、新車購入したばかりで色々と不安になるようなニュースが続くのはどうにも嫌な気分だが、是非ともダイハツをはじめとした軽自動車メーカーには頑張ってこれからも魅力的な軽自動車の開発に取り組んでいただきたいと思う。

 ……とは言っても大枚はたいて購入したこの新車、今度こそ自然故障するまで乗り潰すつもりだから買い換えるのはまだまだ先の話になりそうだけど(笑)

参考資料:追加オプション類

 蛇足だが、ムーヴカスタム X Hyper SAⅡ購入時に追加したオプションを紹介。車両自体の基本性能や基本装備についてはメーカーの主要諸元表主要装備表をどうぞ。

  • カラーオプション:2-TONE STYLE <X07>×<R67>
  • 純正ナビ:ムーヴ専用 8 インチメモリーナビ NSZN-X66D-M1
  • 純正ナビ装着用アップグレードパック(16cmリアスピーカー&ツィーター・バックカメラ搭載)
  • 安心ドラレコプラン(純正ドライブレコーダー DRN-H66N)
  • カーペットマット(標準機能・ダークグレー)
  • USB 電源ボックス
  • スマートフィニッシュ(ガラス系コーティング)

 純正オプションとして追加したのは上記程度で、他に持ち込み ETC のセットアップ費用と接続費用などを含めると、総額は約29万円程度のコスト増となった。その大半はやはりナビ関係の費用が占めることに。
 また純正コーティングのスマートフィニッシュはその効果などについて賛否両論様々なだが、さすがに無いよりはあった方が良いはずなので、やたら高価(51,840円)ではあったが最終的に追加を決定。

 スマートフィニッシュに限らずこまめな洗車やワックス掛けなどを行うならこうしたコーティングは不要だし、またコーティングは車体購入後に専門業者に任せた方が対費用効果は高いという話もあるが、そこまで固執するつもりはないので……

 また購入時にはダイハツお馴染みの「ワンダフルパスポート」に加入。今回加入したのは「ワンダフルパスポート60」という約5年間の任意点検と法定点検、そして2回目の車検費用までを含めたもので、これで96,120円というのは(毎回ディーラー車検を考えるなら)どう考えてもお得なプラン。
 ウチは毎回点検及び車検のみならず、細々としたトラブルや部品交換も基本ディーラー頼りなため、加入しておいて損はないプランだったと思う。というか車検2回分で10万切りはどう考えてもお安いし。

 純正ナビやドラレコなどについての性能や操作性については、また後日詳しく紹介していこうかと……

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コメント

  • コメント失礼します。
    ムーウ゛の購入を検討している身でして、興味深く読ませていただきました。
    ヘッドライトのハイビームの件ですが、ディスチャージと書かれていますが、ハロゲンの間違いではありませんか?

    2016年4月23日 03:11 | 伊藤

    • はじめまして伊藤さん。

      申し訳ありません。ご指摘の通り、ハイビームはディスチャージじゃなくてハロゲンの間違いですね…… LED 仕様なのはロービームでした…… 間違いのご指摘、ありがとうございました!
      LA150S のロービームは LED 仕様の非常に明るい白光なだけに、ロービームの従来の白熱灯っぽい色あいがどうしても気になって、純正でディスチャージや LED に交換ができないなら自分で…… と色々調べていたので、そこら辺で間違えてしまったのだと思います。

      色々と調べてみると DIY でハイビームのバルブ交換を行っている人は結構いるようですが、よくよく考えてみたら私の利用環境でハイビームが必要になる場面は滅多にないし、光量自体にも不満はないので、今はまだ純正のまま使用し続けています。

      また、今回のご指摘でもう一度記事全体をチェックしてみたところ、もうひとつ間違いが見つかり、ワイパーは第4世代から間欠動作以外の変更はないと記述していましたが、どうやら第6世代の LA150S ではワイパーのブレード形状が従来のものではなく、エアロワイパーブレードに変更になっているとのことでした。

      記事の方もそれぞれ訂正を掛けておきましたので、これからもよろしくお願いします!

      2016年4月24日 00:14 | 伊織

  • ご丁寧な返信ありがとうございます。

    実は明後日の納車待ちでして、評判の良いLEDAのハイビーム用LEDを注文しているので、不安になっていました。
    現在乗っている車も同じムーウ゛カスタムでして、共通するところも多いなと…
    先月オイル交換に行ったところ、「エンジンオイル入って無いけど入れ忘れ?」ってありえない事件が起こりました。
    その日に次々と不調に襲われ、見慣れない警告ランプの点灯祭りでした(笑)
    その日の夕方にはエアコン壊れ、温度調節不能…
    雨の日だったので、窓は雲って…

    すごく丁寧な文章で、物書きのお仕事かと思いました。

    2016年4月24日 08:17 | 伊藤

    • LEDA のハイビーム LED……それ、私も純正ハイビームと交換しようとして調べていたヤツです(笑)

      しかしもう納車寸前でしたか……しかも現車種もムーヴカスタムとは、確かに共通点多いですね。ただ私の場合、前車での不具合は一切無く、母親が私の与り知らぬ所で起こした事故の所為で廃車になったため、未だに前車への未練が断ち切れていないのが何とも……
      伊藤さんは車輌の不調が原因による買い換えみたいなので、とても災難ではあったでしょうが、私から見ればそうなってしまうまで愛車を愛用し続けることができたなんて羨ましい限りです……

      それにしても警告ランプの一斉点灯とか、絶対に体験したくない光景ですな(笑) ひとつだけの点灯でも割と焦るのに……

      それでは新しいムーヴカスタムでのより充実したカーライフが送れるよう、同じムーヴカスタム乗りとしてお祈りしています!

      ……ちなみに私、趣味で小説は書いていますが、職業は単なるサラリーマンだったりします(笑)

      2016年4月24日 19:10 | 伊織

  • 私が注文したのは200ルーメン少ない前のモデルLA01ですが、近くのカーショップでは3600ルーメンの商品でも2万円以上するようで、貧乏な者としては使用した事の無いお店の人の評判より、実際に使用したユーザーレヴューのほうが信用できると思って通販を利用しました。

    ハイビームは常用するものでも無いので、本当は明るいフォグランプが欲しかったのですが、純正で付いている暗いLEDのフォグランプを交換するのは、かなりハードルが高いようです。

    マイナーチェンジ後に純正装着タイヤはブリジストンからダンロップに変更になったみたいですが、エナセーブってパターンノイズ大きくないですか?

    何度もコメントしてしまい申し訳ありません。

    2016年4月24日 22:12 | 伊藤

    • 他のタイヤと比較したわけではないので実際にどの程度のものかは正確に分かりませんが、走行中にパターンノイズが気になったことはありませんね……もっとも用途のほとんどが最高時速60km前後の日常使いの範疇での話ですが。
      先日長距離走行性能を試すつもりで和歌山の南紀白浜まで走ってきましたが、その際にもタイヤ付近からの振動・音を含めた違和感は特になし。まぁまだ新車の上、全体の防音性能も前モデルより向上していることもあるんでしょうけど。

      正直タイヤ等足回りに関しては素人なので、あまりお役に立てずにすいません……

      2016年4月25日 20:42 | 伊織

  • コメントありがとうございます。
    オプションの4スピーカー+ツイーター+バックカメラを注文したのですが、あまりにもひどい音でしたので、アルパインのDDシリーズのツイーターと16センチの前後席用を注文しました。
    取り外すついでにデッドニングを少々…
    純正スピーカーはコネクター式ですので、社外スピーカーの端子は細いのと太いので極正が違っていて圧着作業が必要になります。
    ツイーターも取り付け角度が悪く、ダッシュボードに置いて角度調節できるようなタイプを選択しました。
    もともと付いているツイーターはクラリオンでしたが、サ行の音が耳に刺さりました。
    自然な音で聴こえ無いので、痛い出費でしたが…

    LEDハイビームですがLEDAの安くなっているモデルは角度調節ができないため、少々難有ですが、ハロゲンと比べると許容範囲でございます。

    2016年4月28日 15:32 | 伊藤

    • 私も4スピーカー+ツィーター+バックカメラのオプションを付けていますが、元々そんなに大した音楽は聴いていないので、現時点ではあまり音質に不満はありません……全く、ではないですけど(笑)
      一応スピーカーも純正オプションでダイアトーンとか選択できたようですが、アレは音質的にはどの程度のレベルのものだったんでしょうかね……聞き比べができない以上、判断は難しいですが……

      社外品のスピーカーへの交換にも多少興味があり色々調べていた時期がありましたが、正直交換作業が結構面倒そうだったので……まぁ私の場合自動車を使うのは主に週末のみで普段は母親の仕事使いがメインのため、そこら辺は割り切るということで……

      しかしご自分でスピーカーやヘッドランプ等の交換をされるなど、伊藤さんはすごいですね……知識なんかは調べれば何とかなりそうでも、自分で自動車に手を入れるという器量と度胸が私にはなかなか(笑)

      2016年4月28日 22:49 | 伊織

  • コメントありがとうございます。
    ゴールデンウイークに入り、子供は試合で出かけましたので暇になりましたので、ちょっとだけバンパーを外してホーンの交換を致しました。
    ちっこいブーとしか鳴らない純正のブザーを、レクサス純正を製造しているマルコに変更しました。
    バッテリーの+端子を緩める工具を会社から借りてくるのを忘れ工具を購入する事になってしまいました。

    スピーカーは小さな音でも聴きやすくなるのでツイーターの交換はオススメです。
    純正のクラリオンは2000円程度の物だと思います。

    DDL-R251T(アマゾンで7000円程)に交換しダッシュボードに設置するだけです。

    ピラーの中に設置されて、あっち向いているツイーターは、やっぱり変な音しか出ないです。
    ホームオーディオでも、やっぱりスピーカーは聴く人のいる方へ向けますので…

    残っている作業は後部座席の乗り心地の改善です。
    クッションの厚みを確保するために、ちょっとだけ高級なシートカバーを注文致しました。
    ゴールデンウイーク中に来るといいなー。

    2016年4月29日 19:34 | 伊藤

    • ホーンの換装は個人でもできることは知っていましたが、結構技量が必要だった気が。色々と詳細な知識と技術をお持ちで羨ましい……
      マルコって、あの丸子警報機ですよね?オートバックスとかで交換用のホーンを眺めていた記憶はありますが、さすがに私レベルじゃ交換なんて思いつかなくて(笑)

      スピーカーに関しては確かに仰る通り、しっかり定位出さないと音像が明確にならないですよね……自動車はどうしてもスピーカーユニットの設置限界があるのである程度妥協は必要と割り切ってますが、確かに機会があるならもう少しいい音で聴きたいとも思いますね。

      シートのクッションに関しては私の場合、現在のところ特に不満はないです。少なくとも第4世代ムーヴカスタムと比較すると凄まじく高級に感じるので(笑)
      運転席・助手席の若干スポーティ寄りなあの左右から身体を包み込むような形状も良い感じですが、ただそうしたシートに座り慣れていないせいか、長距離だと少しばかり座り疲れを感じてしまったことも……そこらへんは伊藤さんのように別途シートカバーなどを試してみて改善を試みてみようかと。

      シートカバーぐらいなら、私のスキルでも何とかなりそうだし(笑)

      2016年5月1日 09:51 | 伊織

  • 初めまして。
    酒井と申します。
    こちらのムーヴは一眼レフで撮影ですか?
    私がKISS X3でムーヴを撮影すると鮮明に撮れなくて困ってます。
    撮影機種は何ですか?
    ご指導頂ければ幸いです。

    2016年6月3日 21:07 | 酒井

    • 酒井さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
      撮影に使用しているカメラは一眼レフとコンデジで、一眼レフは Olympus E-510、コンデジは Nikon S9100 です。ちなみに一眼レフに使用しているレンズはレンズセットの標準ズームです。
      鮮明に写らない、というのはピントが合う範囲が狭いということでしょうか?私は一眼レフでの撮影モードは基本「絞り値優先」にして、絞り値は F8~F10 辺りに設定して撮影しています。状況にも依りますが、これである程度広い範囲にピントを合わせつつ、それなりの解像度を確保して撮影することができると思います。あとはブレ防止のため三脚を使用しています。

      一眼レフでの撮影は「絞り値優先モード」を基本として練習すると、同時にシャッター速度や露出度との関係性も把握できて上達が早くなります。もし撮影をオートモードでしているのなら、一度試してみて下さい。あとはひたすら撮影です!

      2016年6月5日 10:36 | 伊織

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