予備ホイールの壁掛け収納スペースを作ってみた
KUOTA KRYON の標準装備ホイールであるシマノの WH-RS010 を アレックスリムの ALX473EVO と交換し、また取り外した WH-RS010 のフロントホイールを TREK 7.5FX に移植したため、現在手元には WH-RS010 のリアホイールと TREK 7.5FX 標準装備だったボントレガーのフロントホイール(ボントレガー SSR ホイールセット)が余った状態となっている。
これらの 邪魔 予備ホイール達はこれまで自転車ラックの傍にポツンと無造作に置いていたのだが、自転車通勤を始めてからは頻繁に自転車を移動させることになったため、これまではさして苦にならなかった予備ホイールの移動がさすがに煩わしくなってきた。
……というわけで今回は以前から考案していた「予備ホイール壁掛け収納スペースの設置」を実行に移してみようかと。
予備ホイールの壁掛け収納 DIY 用道具類は全て近場のコーナンで調達
収納スペース設置予定地はこちら。
玄関扉横、下駄箱上の窓のさらに上にある壁面スペース。ここに以前から目を付けていた金具類を設置することで、お手軽にホイールを吊しておける収納スペースにしようかと。
目を付けていた金具というのはこちら。ホームセンターなどに置いてある「WAKI ワイルドレールフック」。ホームセンターなどとは言うが、地元じゃコーナン以外ではあんまりお目に掛からない……
こいつは元々はガレージや倉庫内に取り付けて、ガーデニング用品などを収納するためのものらしいが、このフック形状はどこからどうみてもホイールを引っかけるのに最適と言うか、ホイールを引っかけるために製造されたのかと錯覚するぐらいにホイール収納に適した形状をしている。おまけにフック全体が傷防止のためのラバー素材のようなものでコーティングされているとか、
もはやホイールを引っかけずに何を引っかけろというのか。
設置は極めて簡単。レール 1 枚に対してネジが 8 本付属しているので、それでビシビシと止めていけばいいだけ。
ちなみにネジにはいわゆる石膏ボードアンカーが付属しているが、ウチの石膏ボードはやたら固いというか、明らかにボード裏に木板などの補強材が敷き詰められてるような感じだったので、アンカーは使用せずに相当強固に固定できた。体重 76kg が軽くぶら下がっても微動だにしないレベル。
付属のネジはかなり長さ(30 mm 程度)があり、もしかしたら壁面を貫通する可能性があるかもと思って短めのネジも購入しておいたが、それも杞憂に終わった。
ちなみにレール端末部分には別売りのエンドキャップを嵌めてあるが、これはネジで壁面に完全に固定する前にレールに取り付けておかないと綺麗に固定できないため要注意(ネジでレールと一緒に固定するため。逆にネジ止め前にレールに嵌めてもガバガバですぐ落ちる)。
レールを壁面に固定できれば、あとはフックをレールに取り付けて完成。フックはレールに引っかけるだけなので簡単に設置&位置決めが可能。また別売りで様々な種類のフックやメッシュカゴ類も販売されている。
安定性も見栄えも抜群な、予備ホイール収納スペースの完成
それでは早速フックにホイールを引っかけてみる。
何ということでしょう。安定感も見た目も素晴らし過ぎる!
ホイールのリムにジャストフィットするこの凹といい、リムを傷付けないためのコーティングといい、ハブ部分が壁面に干渉しないための絶妙なフック長といい、完全無欠とはまさにこのことか。
フックの長さには十分な余裕があるため、リムを引っかけておくのにぴったりな先端の窪みから少しずらしてホイール同士の間隔を詰めれば、さらにスペースに余裕ができる。
レール幅は 610mm のためホイール同士が重ならないように設置する場合はひとつのレールでホイールひとつ分だが、こうして詰めればレール 3 つでホイール 4 つ分のスペースを確保できる。そしてレールやフックの追加は極めて簡単なので、将来的な拡張性も十分。
晴れて予備ホイールの収納スペースができたため、自転車の出し入れ時のストレスが無くなっただけでなく、玄関先の工房感がさらにアップした(笑)
まぁ華やかなのはこのアングルからだけで、
少し視線をずらせばこの通り工具類とケミカルの山となっているが……早くホンモノの自転車専用工房を庭にでも建てたいところだけどね……
おまけ:今回大活躍した道具類
わずか数百円で夢広がりまくりんぐな超アイテム、WAKI ワイルドレールフックシリーズの根幹をなすアイテムであるレール。
ワイルドレールフックシリーズを購入するなら、基本的に楽天かホームセンターの実店舗がお薦め。どちらもほぼ同価格の最安値。Amazon は何故かぼったくり上等状態に……
これほどまでにホイールと相思相愛なフックが他にあるだろうか。いやない。そう断言しても後悔しないぐらいに自転車用ホイールにジャストマッチなスーパーフック。これが数百円とか何かの詐欺を疑うレベル。
レールの末端に取り付けるためのエンドキャップ。あっても無くても実用上問題は無い。もし取り付けるならレールをネジで壁面固定する前に取り付けないと悲しい事態に直面する羽目になる。
DIY の必需品。なくても取り付けはできるが、あると作業は次元違いに楽になる。DIY やりまくる人ならトルクが強力なインパクトドライバがお薦めだが、そうでないなら低トルクでネジ締めだけでなくドリルでの穴開けも可能な電動ドライバー(ドリルドライバー)で十分。
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