初めてAZ(エーゼット)自転車用ケミカル類に手を出してみた
お手頃価格でありながら品質・使い勝手共に良好として巷で人気のAZ(エーゼット)の自転車用品。その存在は以前から知っていたが、この度手持ちのケミカル類を使い切ったので、いくつかお試しに揃えてみた。
今回購入したのは、
- [Blcc-006] 自転車用チェーンクリーナー パワーゾル 1L
- 三面チェーンブラシ
- 有機溶剤対応トリガー式スプレー容器 500ml
- [KM-001] 極圧・水置換スプレー 70ml(お試し品)
- [CKM-001] 超極圧・水置換スプレー 70ml(お試し品)
以上の5点。この内パワーゾル・チェーンブラシ・スプレー容器の3種は「AZ 自転車用チェーンクリーナー三点セット」の内訳なので、実際購入したのは3点になる。
購入はエーゼットの楽天市場店。エーゼットは自社直営の Web ショップの他 Amazon にも店舗を持っているが、そのどれもがたった 1,000 円から送料無料というどこで儲け出してんの?と聞きたくなるような非常に良心的な送料設定のため、どの店舗でも非常に使いやすい。
……商社勤めゆえ運賃がどの程度の利益になっているのか良く理解しているので、エーゼットは割とマジで凄ぇ!と心底思う(笑)
エーゼットの名を初めて知ることになった三面チェーンブラシ
実は最初にエーゼットの名を知るきっかけとなったのが、この三面チェーンブラシ。
クロスバイク時代にチェーン清掃用のアイテム類を探している内に辿り着いたのが、このエーゼットのチェーンブラシ。似たような製品は数あれど 300円台という破格で提供しているのはエーゼットのみだったので、その名はよく記憶に残っていた……結局その時は「手洗いで十分」と購入しなかったが(笑)
しかし今回パワーゾルとセットになって販売していたのを見つけて、ついにと言うかようやく購入。
チェーン清掃用のブラシ部分。三方向から太く固めのブラシで挟み込んでガシガシチェーンを擦り洗う構造。同じような構造の他社製品は何故か 1,000円~ 2,000円はする。何故だ……
柄にはスプロケットなどの細い箇所を清掃するための長めのブラシも付いている。こうしてみると 1 本 1 本がかなり太くゴツいのがよく分かる。
どれを選べばよいか随分迷った末に選択したパワーゾル
エーゼットの自転車用チェーンクリーナーは多種多様に揃えられていて一体どれが最適解なのか随分と迷いまくったが、最終的には潤滑剤を含まない「ゾルシリーズ」で最も洗浄力が高いとされる「パワーゾル」を選択。
ただパワーゾルはよくある他のチェーンクリーナーのようなスプレー缶ではなく、別の容器に移し替えて使用するタイプのため、内容物を移し替えやすくするためのオイラーが付属。
ただその分容量は 1L と大容量なので、かなり長く使える感じ。
側面に「水洗い不要・遅乾タイプ・強力に汚れを溶解」とあり、「如何にもチェーンクリーナー」といった性能紹介。防錆剤配合のため、チェーンの錆も防いでくれるとのこと。
わざわざ「自転車用チェーンクリーナー」とあるように、パワーゾルにはバイク用として「[MCC-002] パワーゾル」も存在する。こちらは青色の缶となり、チェーン清掃用のブラシが付属。
バイク用と銘打ってあるものの一応自転車用としても紹介されてたりするが、一体自転車用のパワーゾルとバイク用のパワーゾルの違いは何なのか……正直今回の購入はどっちのパワーゾルを買えばいいのかを考えるのに一番時間を費やした気がする……
そのままでは使用し辛いパワーゾルのためのスプレー容器
パワーゾルはスプレー缶ではないため、中身を移し替えて使用するための容器が必要……ということでセットに含まれていたのがこの有機溶剤対応トリガー式スプレー容器。
「有機溶剤対応」の名称通り、各種パーツクリーナーやオイル類を使用できる。対応不可な成分もあるようだが、まぁコレはパワーゾルとセットだったのでパワーゾルなら問題ない……はず。
単に内容物を霧状に噴くだけでなく、先端部を回すことで細く直射することやトリガーを引いても出ないようにすることが可能。
スプレー容器としては標準的で、他メーカーのスプレー容器と比較されて評価がイマイチなこともあるものの、初心者向けとしてはこれで十分事足りると判断。
しばらく使用してみて、駄目なようならまたその時に考えるとのことで……
メンテルーブに変わる新たなチェーンルブの候補としてまず選んでみた KM-001 と CKM-001
クロスバイク TREK 7.5FX 購入以来現在に至るまで、自転車のチェーンルブにはワコーズのメンテルーブ一択だったが、ここに来て新たなチェーンルブを考えるようになり、その候補としてまず選んでみたのがいわゆる「極圧添加剤」と呼ばれる成分を配合した KM-001 と CKM-001。
KM-001 は「極圧」で、CKM-001 は「超極圧」。用途などを見るとほぼ同じなので、単純に CKM-001 は KM-001 の上位互換と考えても良いみたい。
粘度は KM-001 がサラサラのドライ系で、 CKM-001 が KM-001 よりかは若干粘度が上のウェット系とのことで、チェーンルブとしては CKM-001 の方が長距離持続するらしいが、100km 程度でこまめにメンテを行う日常のライドなら KM-001 でも十分な性能を得られるとのこと。
お試し版ではない正規品の価格としては CKM-001 は KM-001 の約2倍と比較的高価なため、もしチェーンルブとして常用するなら KM-001 が無難そうではあるが、まずはこのお試し版をしっかり試してから判断しようかと。
メンテルーブに代わる新チェーンルブ候補としては、同じくワコーズのチェーンルブや、最強の潤滑オイルと噂のナスカルブなども考えているが、ワコーズはあまりにもスタンダード過ぎて少々冒険心が満たされない気がするし、ナスカルブはお値段異常な上そもそも取り扱い店舗が少な過ぎるので入手し辛いという難点が。
……というわけで結局は入手性が良くお値段は抜群にお財布に優しく、しかも評価は上々というエーゼットの極圧シリーズが最初の選択肢に入ったのは極めて妥当かと。
今回はお試し品が目に付いたので極圧シリーズを選んだが、エーゼットには「自転車用チェーンルブシリーズ」というカテゴリーが別に用意されているため、機会があればそちらの方も試してみたい。
KM-001 や CKM-001 は自転車用としても高評価ではあるが、用途はあくまでも工業用機材の潤滑剤なので……(そもそも自転車には極圧剤が必要なほど強力な圧力がかかる部位はないので)
他にも欲しいものが満載のエーゼット広告
今回購入した中にはエーゼット製品類の広告も添付されていた。
広告内容は自転車だけでなく、バイク用や自動車用など様々。
自転車用チェーンクリーナー比較表。ゾルブシリーズは 1本でクリーナーとルブの両方の効果があるとのことだが、これ選ぶロード乗りは少ないんじゃないだろうか……ロード乗りはオイルへのこだわり強烈な人多いイメージだし(笑)
ゾルシリーズにしても、クイックゾルはまぁ分かるが、シトラスゾルの存在意義がイマイチな気がする。他素材への攻撃性が強い割に洗浄力はパワーゾルに劣るし……
今回のクリーナー選択で最後まで人を悩ませてくれた、バイク用パワーゾル [MCC-002]。自転車用としても使えるならなんでわざわざ「自転車用パワーゾル」という別物を用意しているのか……素材への攻撃性や添加内容の違い何だろうか。誰か教えて……
しかしエーゼットの広告やサイトを眺めてると、まぁ次から次へと欲しいものが出てくるわ出てくるわ……もう今年は自動車買ったりロード買ったりでかなり金使い過ぎてヤバいってのに(笑)
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