飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

ふらりと玄関にやって来た蜻蛉を狙って

2017年6月10日

 玄関周りの掃除をしていたらどこからか蜻蛉が一匹やって来て、そのまま門扉横の壁にペタリ。動く気配無くその場でウゴウゴしたままだったので、まだ試してなかった OD-M E-M1 の連写性能の試写を兼ねて撮影。

 撮影対象の蜻蛉はここらではよく見る蜻蛉で、青みがかった複眼の色と体色、そして黒い模様から恐らくシオカラトンボのメスかと。

昆虫独特の身体構造の緻密さと美しさを改めて感じる

 ここら辺では蜻蛉自体はよく見るが、こうしてじっくりと観察する機会はあまりない。子どもの頃はよく捕っていたが、よくこんな素早い生物を捕獲できたものだと思う。

OLYMPUS OM-D E-M1 M.ZUIKO ED 12-40mm F2.8 PRO
FD:40.0mm (35mm:80.0mm) Av:F7.1 1/200sec. ISO:200 -0.3EV
Software:Photoshop CC

 蜻蛉というか昆虫は、他の生態系とはかなりかけ離れた身体構造を有する。構造体のひとつひとつがミクロな世界にも関わらずその構造は緻密極まりなく、昆虫は宇宙から飛来した別星系の生物というトンデモ説が出てくるのも何となく分かるような気がするほど。

 特に頭部の複眼と翅の構造はこれ以上無く魅入られる。

OLYMPUS OM-D E-M1 M.ZUIKO ED 12-40mm F2.8 PRO
FD:40.0mm (35mm:80.0mm) Av:F5.6 1/160sec. ISO:200 -0.7EV
Software:Photoshop CC

 ここから頭部を思いっきり左右に振りかぶっているシーンの連写撮影。

 頭部に腕を当て、その腕で頭部を回すようにグルリと一回転しそうな勢いで左右に振る。頭部の可動範囲が恐ろしく広く、左右に軽く90度は振れている。

OLYMPUS OM-D E-M1 M.ZUIKO ED 12-40mm F2.8 PRO
FD:40.0mm (35mm:80.0mm) Av:F6.3 1/125sec. ISO:200 0.0EV
Software:Photoshop CC

 続いては幸運にも連写撮影内に入っていた、頭部の上下のお辞儀運動。

 かなりの高速動作が窺える頭部の運動。もう少しシャッター速度があれば完全に捉えられていたかもしれないが、自分の腕ではこれが限界……

OD-M E-M1 の連射性能は極めて高性能で、素人にも十分な恩恵があった

 突発的な思いつきで何の準備も無く望んだ蜻蛉の撮影だったが、連写撮影のイロハも知らずに適当に設定だけ合わせて行った連写撮影でもあの高速動作をここまで捉えることができたのだから、E-M1 の連写性能は素人の身には相当にハイレベルだと実感できた。さすがはフラッグシップ機。

 これが現フラッグシップの E-M1 MarkⅡならさらに高性能な連写性能を体感できるのだろうが、残念ながらもはやこれ以上の性能はどう考えてもオーバースペック。それ以前にそもそもこんな連写性能が必要な被写体は普段狙っていないし(笑)

 しかし見れば見る程昆虫の造型は興味深く、超自然的なものさえ感じさせる。それを言うなら人間の身体構造だっていい加減超高位次元の何かが設計したとしか思えないような構造なのだが……

 普段は基本的に風景撮影、つまりはマクロ視点の撮影が主だが、たまにはこうしたミクロ視点のものを探してみるのもいいかもしれない。

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