飽和する趣味に溺れる、とある奈良県民の徒然趣味日記。

吉田カバン 「PORTER HEAT ワンショルダーバッグ」 購入

2015年4月23日

 用途としては主にクロスバイクでのポタリング用、そして日常使い用としてワンショルダー、あるいはボディバッグと呼ばれる片掛けバッグのことが少々気になり、探し始めて早 1 ヶ月。
 予算は大体 5,000 円前後として、様々なメーカーの様々なブランドをネット及び実店舗で物色してみたが、結局最終的に選んだのは、吉田カバンが手がける有名ブランド「PORTER(ポーター)」の HEAT シリーズに分類される、PORTER HEART ワンショルダーバッグ

 お値段は予算を遥かにオーバーの 22,140 円也……

高級感漂う開封の儀

 まずは恒例の開封の儀だが、実はこれまでに「ブランド物」と呼ばれるモノをほぼ購入したことのない身としてはある意味今回が初のブランド物購入。何か包装からしてそこらの量販店とは異なる高級な雰囲気が……

150423_02

 ちなみに購入したのは PORTER 専門店のクラチカ阿倍野。吉田カバン直営店のクラチカヨシダやグランサックスなど大阪界隈を色々回ったが、在庫していたのはクラチカ阿倍野と東急ハンズ梅田のみだったので、どうせなら専門店で……ということで。

150423_03

 持ち帰り用の袋にも PORTER のブランドロゴ入り。袋自体も質感も良い。

150423_04

 バッグは裸剥き出しではなく、この不織布の袋で包装。

150423_05

 その不織布にも PORTER のブランドロゴが。ここら辺さすがはPORTER専門店といったところ。

外装の質感・デザインに一切の不満無し。付属品は一考の余地あり?

 HEAT シリーズは PORTER ブランドの4つあるカジュアルシリーズ内でも、防弾チョッキに使用されるバリスターナイロンなどの素材を使用したハードな無骨さをウリとしているらしく、それはこのワンショルダーバッグにも当然受け継がれている。

150423_06

 本体のメイン素材はバリスターナイロンで高い耐久性があり、バッグ下部はターポリンという耐水性素材でできているため、地面に置く時も安心できる構造に。

150423_07

 バッグ頭頂部。ベルトが固定されている部分にDカン、その下にはキーホルダー用の丸カンと、取り外し可能なヌメ革製のキーホルダーが付属。

150423_08

 側面部。サイズは W150×H340×D100 で、それほど厚くもなく薄くもない。見た目かなり大きく見えてるが、実際には一般的なワンショルダー/ボディバッグとそれほど大差ない大きさに収まっている。

150423_09

 背部。メッシュ素材で通気性が確保されており、また左右に貫通するポケット部分が付属。この部分のファスナーは引き手がパチっと折り畳む仕様で、背負った時に邪魔にならない。

150423_10

 下部のベルト固定部分のDカン。左右両方に付いているため、ベルトを付け替えることで左右どちらからでも背負うことが可能になっている。

150423_11

 ベルト部分。シートベルトと同様の素材で滑らかなため、ワンショルダーバッグの本領とも言える「背部から前方へバッグを回して中身を取り出す」という作業が極めてやりやすい。
 また未検証ではあるが、シートベルト素材なので強度は恐らく通常のバッグのベルトなどよりも高いはず。長さの調節も引っかからずに快適に行える。

150423_12

 メイン収納部。ファスナーは信頼の YKK 製で、耐久性を重視しているのか大型の金属ファスナーが採用されている。引き手も大型の革製のものとなっており、開け閉めに関しては曲がっている部分で多少抵抗を感じることもあるが、まぁ許容範囲の内かと。

 ちなみにこの革製引き手は別売しており、ひとつ約300円程度とか。

150423_13-1

 PORTE Rの HEAT シリーズ共通として付属する、ブランドネーム入りマグライト。ネット上では「キャップが緩んでよく落とす」「なくしやすい」「不要」などと酷評が目立つが、クラチカの店員さん曰く「これ込みで HEAT シリーズなので、ぜひこのマグライトを付けて使って欲しい」とのこと。

 まぁ、気持ちは分かる……けど、落ちやすいのが分かっているならもう少し色々と工夫があってもいいんじゃないかとも思う。
 しばらくはこのまま使い続けるつもりだが、この取り外すかどうかは……まぁ使用感次第かな(笑)。実際落として破損、あるいはなくしてもつまらないので。

150423_13-2

 ライトは単 4 電池でしっかり点灯するが、光量が弱くて実用的には微妙な感じ。あくまでもアクセサリーと割り切るべきか。
 ここら辺も酷評の対象で、どうせつけるなら豆球ではなく LED 製にすればいいなどの意見もちらほら聞いたりする。それに関してはその通りだと思う……

150423_14

 そんな散々な評価のマグライトにもしっかりとケースが付属。

150423_15

 裏側には供給メーカー名が。何かどこかで見たことあるメーカー名かと思いきや、アウトドア用品などを扱っているメーカーだと気付く。
 実際アウトドアショップなどを探すと、この PORTER のマグライトと全く同型のライトが普通に販売されていた。しかも LED 仕様とか……なぜこっちで OEM 依頼しなかったのか……

 ちなみにこのライト、なくした場合約 3,000 円でメーカーより取り寄せ可能らしいが、アウトドアショップの店頭販売のライトは約 2,400 円程度。まぁ差額はブランドネーム台だろうなぁ……

150423_16

 ケースの中には電池とストラップ、そして説明書。

150423_17

 分かってるんならストッパー付けるなり対策講じましょう。マジで。

 さすがは概ね高評価のこのワンショルダー唯一と言っていい酷評点だけはあるなマグライト……デザイン的には悪くなく重さもさほどでないし、これがあるとファスナーも引きやすいため個人的には使い続けていきたいけどねぇ……せめて LED 仕様ならここまで悩むこともなかったように思うのが何とも(笑)

手抜きのない内装縫製。課題は容量だがそれも用途次第

 次は外装から内装のレビューへ。

150423_18

 メイン収納部開口。内部のメイン素材は 210D ナイロンオックスで、背部ポケット内には電子機器収納のため柔らかいパイル地が採用されている。

150423_19

 内部には「PORTER」のブランド刺繍。

150423_20

 鍵などを取り付けられるナスカンが付属。

150423_21

 内部ポケットは極薄のメッシュ地で、中身が透けて見える。あまり硬く尖ったものを入れると破れてしまう可能性があるので、収納物には要注意が必要かも。

150423_22

 蓋側部分の裏面。特にポケットなどの付属はないが、縫製はきめ細かくしっかりとされている。

150423_23

 メイン収納部は左右に大きく開くことができるため、背負っているのを前方に回して中身を取り出すのには困らない仕様。

150423_24

 縦型ワンショルダーはその構造上、背負っているのを前に回すとどうしても下部が上に逆転してきてしまうため、バッグによっては一度バッグを背中から降ろしてしか中身を取り出せないことも。
 しかしこのワンショルダーは、「取り出しにくい」「前に回しにくい」といったそこら辺の問題をスッパリ解消しており、それがこのバッグを選ぶ決め手のひとつにもなっている。

150423_25

 裏地にパイル地が採用された背部ポケット内部。これは携帯ゲームやスマホなどの電子機器に配慮した構造で、ここならば愛用のタブレット端末 Nexus7 の収納場所に最適と思ったが、

150423_26

 Oh …… 7 インチは少し荷が重すぎたご様子。

150423_27

 こちらはマグライト付きの前面ポケット。こちらは薄マチ仕様であまり容量もないため当然 7 インチタブレットもキツい……というかすでに入り口で引っかかってるし(笑)
 でもこれ、この小さいポケットだと物の出し入れの時もマグライトが邪魔になってくるような……もう少し他の案はなかったものだろうか……

150423_28

 メイン収納部の内ポケット。ここは Nexus7 用に作ったのかと疑うぐらいにドンピシャサイズ。ただ素材が極薄メッシュのため、破らないように少し気を遣うのが欠点か。

150423_29

 最後は説明書。まぁかいつまんで要約すると「経年変化で金具とか変色するけど文句言うな。楽しめ」っつーことですな(笑)。
 私の会社も真鍮製ランプとか経年変化する色合いを楽しむ系のヤツを取り扱ってるので個人的にはよく分かるが、いくら説明してもこれが理解できない人(「変化」を「劣化」と決めつけて賠償をせがむ)も結構いるのよね……

総評:自転車専用なら他にも選択肢ありだが、日常使い併用なら文句のない逸品

 マグライトのことは別とするなら欠点らしい欠点はなく、ネームバリューに決して恥じないデザイン、縫製などトータルで見ても非常に高品質の PORTER HEAT ワンショルダーバッグ。
 もしこれを日常生活や旅行、そして週末のサイクリングなど様々な用途に使用するならベストではなくともベターと言える選択だが、ただ、特定用途に限ってくると少し他の選択肢も見えてくる。

 ……と言うのもこのバッグ、重量が 675g とワンショルダー系の中では結構重めで、もしサイクリングのみに限定して使用するなら、人にもよるがもっと軽量のバッグを探した方が良い場合もある。
 財布やらボトルやら入れると総重量は 1kg を軽く超えるため、普段使いなら気にならない場合でも殊サイクリングに限っては軽量=絶対正義の世界のため、気になる人は気になってしまう。

 私の場合はガチ走りすることはそうなく、基本は地図代わりにタブレットをもって写真撮影の脚として自転車に乗ることが多く重量は基本気にしなかったため、耐久力と収納力を兼ね備えたこのワンショルダーがほぼベストに近いチョイスだったが、用途によっては他にも選択肢は多くあると思う。

 例えばブランドとしては最近人気の高いオロビアンコもあるし、自転車ブランドとして有名な Bianchi もボディバッグを出していたりする。
 そしてとにかく軽い重量ということをメインで探せば、200g 台のバッグも多くあったりする。もちろんその分容量が少なくなるのは仕方がないが、一考の余地はあるかと。

 ただ、やはり自分の用途としてはこの PORTER HEAT ワンショルダーバッグが最高の選択だったと感じているので、お薦めするなら同じ PORTER の他ブランド、つまり「フリースタイル」「スモーキー」「ジャム」のワンショルダー類。
 最初は PORTER なんて選択肢に入ってなかったどころか存在も知らない自分だったのに、ここまで PORTER 押しになるとは(笑)

 20,000 円を超える価格は決して安くはないけど、それだけの価値はあると確信させてくれる、そんな良い買い物だったのが何よりの幸いだったかと。
 ちなみにこのバッグ、ネットでも実店舗でも調べた限り価格は全て同価格の税込 22,140 円だったので、品薄状態を考えれば欲しいのならネットでも実店舗でも見つけたらすぐ購入するのが吉かと。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

コメント更新情報